落ち着け!、落ち着くんだ。
こういう時は、道に迷った時は、やたらと動いたらダメだ。その場でじっとしている方が、発見される確立が高いんだ!って言うか、それは、迷った時のことで、この場合は、迷ったのは僕じゃなくて、Kさんで・・・、まずは、もちつけ!(><)
でも、Kさんが帰ってくるかもしれないと思って、私は、はぐれた場所で、Kさんを待ち続けました。待っているといっても、周りを見渡しながら、ただ、ただ立っているだけです。その間、いやーな予想が、頭をよぎります。
まずいな。マジで迷子になったら、警察に捜索頼まないとだめかな?頼む場合は、僕がひとりで警察に飛び込むより、今一緒に仕事してる台湾の会社のメンバーに助けてもらった方が、いいんだろうな。迷惑かけちゃうな。
でも、もう夜遅いし、連絡するのは、まずいかな?まだ、迷子って決まったわけじゃないし、Kさん戻ってくるかもだし・・・。でも、もう決定だよな。
そうだ、ホテルに戻っているかもしれない。ホテルに電話してみよう!ホテルに電話するとオペレータが出て、Kさんの部屋に転送してくれるが、何度コールしても出ない。
Kさんが、自力でホテルの帰る可能性がないわけではなかった。夜市に入る直前渡した物、「万一はぐれたら、タクシーをひろって、これを運転手に渡してください。」
そう、ホテルの名刺を、かろうじてKさんに渡していたのです。
言葉が通じなくても、タクシーにのった客が差し出した名刺なら、それが行き先だってわかってくれるはず。もう藁にもすがりたい気持ちでした。
はぐれた場所で立ちつくして、もう1時間が過ぎました。ホテルに2度電話しましたが、まだ帰ってません。
とりあえず、食べ物屋台に戻り、先程の鉄板焼きの店を覗きましたが、Kさんはいません。他の食べ物屋台も一回りしましたが、Kさんを見つけることができませんでした。とりあえず、ホテルに戻るしかないか。
そろそろ夜の0時を回る時刻です。