今日、アトレティコ所属時代のギニア人のチームメイトから連絡がありました!15年ぶりに写真と一緒にSNS上で「ジュン元気か?」って連絡をくれました。当時最高に仲がよかったのに日本に帰国してから疎遠状態になってしまっていました。今はポルトガル2部リーグでプレーしているとのこと、近く会えたらなと思います。

そしてもう一つの今日、5年前にカナダに住んでいた時に書いたブログを読み返してみました。
以下転載します。


「ベガルタ仙台の選手からもらったメールを是非読んで欲しい。

「前向きにたちむかう事だけ約束する。サッカーは続く。どんな状態でも。共に頑張ろう。頼みがある。苦しい思いをしている人たちへ。悲しい思いをしている人たちへ。身近な、小さな事で一つでいいから、何かできる事を一つ。この事を色んな人に広めてくれないか。モノをいくら送っても恐らく今は流通の問題がある。復興の為には継続した支援が必要になる。皆の心に、その気持ちが残るように。お願いします」

 

 3月11日、カナダ時間で夜中の一時頃、一本の電話が鳴った。コロンビア人の友達が電話越しに叫んでいる。「日本でマグニチュード8・9の地震が起こった」と。眠りにつく前だった僕は正直実感を抱く事ができなかった。8・9ってどのくらいだっけ?どこで起こったの?なんだ、僕の家族が住む東京で起こったわけではないので一先ず安心か…。

 

 愚かな考えはテレビを付けた瞬間、眠気と共に一気に吹き飛ばされた。想像を絶する被害の報告やまるで映画のワンシーンのような映像が次々と飛び込んでくる。家族や友人達の顔写真が僕の脳みそを支配し、数分間僕の思考を停止させた。さらに、感情とは無関係の涙が目からこぼれ落ちてくる。僕自身も気づいていない涙が直視できない程の恐ろしい映像を和らげていた。

 

 日常のすべてを破壊したこの災害……。

 

 僕は普段どのくらい感謝の気持ちを家族、友人、周りの人に伝えているか?

 

 僕は普段どのくらい大好きな人に「大好きだよ」と伝えているか?

 

 僕は普段どのくらい不自由なく食べる事、寝る事、生きることに感謝しているか?

 

 なぜ不幸な事が起きてからでしか、これらの事を意識できないのだろうか?日頃の自分の行いに失望しながらも前を向くしかない‥…

 

 そんな僕を勇気づけてくれる世界中の友人達、日本を、そして僕や僕の家族を気遣う連絡をありがとう。ここ数日間で数えきれない程の応援の連絡をもらった。

 

 スペインの友人からは三日間で7000ユーロの募金を集めてくれたと報告を受けた。スイスの友人は原子核について勉強して、なにかアドバイスしたいと声を荒げていた。ブラジルの友人は日本の為にサッカーの情熱で勇気づけたいと言ってくれた。ロシアの友人は節電をロシアでもしっかり見直したいと言っていた。サウジアラビアの友達は、日本の復興の為に毎日アラーに祈りを捧げてくれると言ってくれた。

 

 みんな、この「元気玉」はしっかり日本のみんなに届けるよ。

 

※今回の「元気玉」には色々な形があるとおもいます。知恵を提供する人。物資を提供する人。お金を寄付する人。祈る人。元気をあげる人。様々な形があると思います。一人一人が自分にできる事を行動に移せば良いと思います。」