迎賓館の昔ばなし | JunJism

JunJism

私はHOTEL DIRECTOR.
ホテルダィレクターは!ホテルの円滑で効率的な運営を確保し高いサービス基準とゲスト満足度を維持するホテルマン向け教育者でございます。

忘れもしない出来事がありました!

と語る元部下で今は名古屋のホテルマン。


彼が来福中に🍷バーで聞かされた昔ばなし……


ある日のこと迎賓館HERITAGEにて仕事を終え帰ろうとした瞬間に目の前の電話が鳴る📞📞


電話の主はフロントクラーク。


『 迎賓館にお泊まりの◯◯号室の方よりお部屋のフルーツをカットして欲しいとリクエストが入りました 』


『 はい 』と受けたのは良いのだが……


時すでに遅しキッチンスタッフは退社した後で調理場はもぬけの殻。


どうしていいか分からないコミのKくん。。。


すると!

その場に居たmètre d'hotel.は内容を把握してわかったと言ってフルーツカットを承ることに。


間も無く手元に届いたフルーツ各種へ向けてギャルソン用のペティナイフ1つでサクサクとカットをするmètre d'hotel.もちろん衛生的に!!!!


す・す・すご〜いと思うKくん。


それはそうですよね〜


サービスマンが調理人のカッティングに勝るとも劣らない華麗なナイフ使いを目の前で繰り広げられお皿へ綺麗に盛り付けた訳ですから。


コミのKくん。


それを見てかなり刺激された様で自分もやるぞ!

と帰り道にフルーツカット本を求め本屋へ走って行ったそうです。


そして時は重なり20数年。。。


興味深い逸話を語ってくれたKくんも今や立派な支配人職を任されています。


若い頃の経験刺激は何時までも心に残り自分を奮い起こさせるものかもしれません。


人の成長、進化はふとしたキッカケ。

気付きで築く自分の職歴ということですね。


あ〜そういえば当の mètre d'hotel. はこの逸話を全く記憶になく微笑んで聞いていました。


そのmètre d'hotel. は誰かお判りだと思います😅


今や伝説のレストランHERITAGE.

まだまだ逸話は眠っているのでございます。


JunJism.

物語のステージ