「ベラの里親」と「飼い犬への虐待」 | くまさんのひとり言

くまさんのひとり言

日々の出来事、海外生活
犬・ネコシェルターのボランティアやお預り犬、
愛犬・テディーの事など


残酷な虐待を描写した文章がありますので、閲覧注意です。
心へのダメージが大きいのでダメそうな方は読まないで下さい。


全身骨折のベラをお預かりした同じ時期に

私が愛読している方のブログで偶然見てしまった記事。

それは飼い主が自分の飼い犬を虐待している画像をネットに流していると言うものだった。

私はこの手の画像は絶対に閲覧できない(心へのダメージが大きすぎる)

だから「この男(虐待男)に心当たりのある方はいませんか?」と書いてあった虐待画像ももちろん

閲覧しなかった。

が・・・、虐待の内容を説明する文章を読んでしまったダメージが事の外大きく・・・

ドーンと沈み込んでしまった。

虐待されているプードルは酷い虐待を繰り返されるのに、呼ばれると「飼い主の側に自ら寄って行く」と書いてあった。

狭い室内で繰り返される虐待に逃げ場は無いんだ。

つかまれ、投げつけられ、蹴飛ばされ・・・それでも呼ばれれば

飼い主のもとへ寄って行く・・・

行かないともっと酷い虐待になるのだろう・・・

人懐こい「ベラ」と「虐待」と「全身骨折」のパズルがカチッとはまってしまったんだ。


そして一時預かりをした子達を新しい飼い主さんに託すのが急に「コワイ」と思うようになってしまった。

だって、このシェルターでは里親希望者さんの家庭訪問もしなければ、

家族構成も年齢も生活形態(お留守番があるか、外飼いかなど)もまったく調べない。

全部自己申請だから嘘を書いても分からない。

もしかしたら、ベラを虐待した張本人が「里親希望」で来るかもしれない・・・とさえ思ってしまった。

そんなモヤモヤした気持ちで過ごしている時、べラの「里親希望者さん」が現れた。

一時預かりは里親希望者を選ぶ権限も、断る権限も無い。

ベラを渡さない唯一の方法は私が「里親」になる事。

希望者さんに少しでも「イヤな予感」を感じたら絶対に渡さない(私が里親になる)と

覚悟を決めてお見合いに臨んだ。

つづく・・・


にほんブログ村

にほんブログ村

にほんブログ村