芸風2 鐘が岬 | よいよの日

よいよの日

今日はよいよやったね~
一日の終わりにつぶやく言葉。
いろんな「よいよ」があって、今日もしあわせ。

今一番関心がある地唄舞の演目は「鐘が岬」、言わずと知れた地唄舞の「道成寺」です。

私がそう言うと、「え?」とおっしゃる方が多いですが、

通常は若いお嬢さんがお名取りになりたての時によく舞台にかけられます。

私も地唄舞を始めたころはそう思っていましたが、

あるときさほど若くない、舞が秀逸な方が例の舞妓姿で舞われました。

大変に美しい舞でした!

よく見るやたら可愛らしくなよやかな鐘が岬ではなく、ミニ道成寺とは一線を画した

端正で余計なものをそぎ落とした地唄舞でした。

 

来年、自分の地唄舞のなかで一つのけじめというか、本気で打ち込んだ舞を披露したいと

考えているのですが、その候補にこの演目を考えております。

 

とても好きな鐘が岬は故中村歌右衛門さんのものです。(荻江ですが)

この写真ではよく表れていませんが、なかなか気迫のこもった舞です。

若い女にしかない命を賭した凄みがあります。

歌右衛門さんって若い女の情念を演じたらちょっと真似できないですね。

それから菊之助さんのも好きです。

身体の軸をどっしりとさせて芯を絞って動き、表面の動きをミニマムにして、ゆったりとした格が高い舞だと思います。

長唄の道成寺を踊られるときとがらりと変えていらっしゃると思います。

最近では山村若隼紀さんの舞が好きです。

この写真ではわかりませんが、大蛇になって日高川を渡って男を焼き尽くした後に蛇道に転じ

けがれの身となっってしまった女の妖しさと哀しさがあります。

 

どれも実際の舞を拝見したことがないのですが、You tubeのおかげでいろいろ勉強させて頂けます。

 

ここで気がついたのですが、

全員男性です!

鐘が岬はしっかりした体で、芯を動かして、ぶれないようにしないと特有の格の高さがでないのかも。

私、地唄舞は体を柔らかく動かせる人が表面での動きを封印して、

動かし過ぎないように舞うのが一番きれいだと思うのですが。

鐘が岬はそれが最も要求される演目の一つかも知れません。

よく「どうやっても女形にはかなわない」と言われますが、

それを言ってしまえば負けなので、こんな非力な私でも格の高い鐘が岬を舞えるよう、

鍛錬、修練!

膝の怪我に気をつけて、内転筋と脚の親指をもっと鍛えて、

得意の背中で舞うスタイルにも頼りすぎないで、

体重も減りすぎないように(最近夢の50キロに達しました!)

そうして、今夜も四股を踏む!

(四股は下半身の安定とインナーマッスルを鍛える最高のエクササイズです)

なかなか上手にできないものですよ。やってみて下さい。