設備投資を行うときに何を判断基準にすべきだろうか?
設備投資には大きく分けると3種類ある。
①設備更新と②新規設備、③設備増強だ。
今回のブログでは新規設備について語りたいと思う。
新規設備の例としては新しい商品を作るための設備を導入したり今まで手で行っていた作業を機械化(自動化)、いままで賃貸にて対応していた駐車場を購入するなどが挙げられる。
では、新規設備導入によりどういった変化が生じるだろうか?
①売上げの増加
②固定費の削減
これらにより利益が増加するという訳です。
仮に設備投資による効果が②である場合は非常に分かりやすいです。
その年間固定費削減額とその設備単体の年間減価償却費を比べて
現状の年間固定費>設備の年間減価償却費
となるのであればその設備計画は採用すべきです。逆であれば不採用とすべきです。
【例】―――――――――――――――――――――――――――ー――――
3人の手作業で行っているラインがあったとして年間1000万円の労務費がかかっていました。それを自動化することでその三人の労務費は削減することができる機械があります。それは5000万円で耐用年数は12年です。
現状 年間1000万円
今後 6000万円÷12=年間500万円
年間固定費 1000万円 > 年間減価償却費 500万円
よってこの設備計画は採用すべき。
―――――――――――――――――――――――――――――――――
まあ、固定費削減案件でも機械化することで製品の質が上がったり生産能力が向上したりということもありえるのでそういったことも考慮すればもっと質の高い検討となるでしょう。
~つづく~