Forbes JAPANは2020年09月09日に、キリスト教カトリックの総本山であるバチカン市国(Vatican)は収入の多くを観光業に頼っており、バチカン市国経済は新型コロナウイルスのパンデミック(Pandemic/世界的大流行)により大きな打撃を受けた。
他の人気観光地と同様、バチカンも支出削減を強いられ、多額の損失が生じると予想されていると報告した。
元漁村であった浅草が、新型コロナウイルスのパンデミックで貧乏になるのは仕方がないのかもしれない。
https://time-az.com/main/detail/72832
バチカン美術館の入館料は約€20(約2500円)で、16世紀前半のルネサンス期にミケランジェロが描いた天井画があるシスティーナ礼拝堂も含まれている。
通信社リリジョン・ニュース・サービス(News Agency Region News Service/宗教ニュース・サービス・エージェンシー)によると、通常は毎日数万人が訪れ、US$数百万(数億円)の収入を生み出している。
バチカンが公表している歳入額は、平均的な米国の大学と同じ水準だった。2016年から2020年までの歳入と支出は安定しており、歳入は€2億7000万(約340億円)ほど、支出は€3億2000万ロ(約400億円)ほどで、赤字が続いている。
バチカンは、デフォルト(債務不履行)に陥ることはないと発表したが、バチカン市国は他国と同じく、観光客の減少により資金繰りに苦慮している。
また、教皇庁への直接的な寄付である「聖ペトロ使徒座への献金(Offering to St. Peter's Apostles')」と各司教区からの献金の両方が減っていることもあり、状況はさらに厳しい。
バチカン市国の国政と教皇の公務には多額の費用がかかる。フアン・アントニオ・ゲレーロ・アルベス財務事務局長官(the Secretariat for the Economy, Jesuit Father Juan Antonio Guerrero Alves)は、教皇庁の活動は他国と比べるとユニークだと説明している。
教皇のメッセージは36言語に翻訳され、全世界にソーシャルメディアや新聞、出版社を通じて広められる。
これには国家予算の15%が費やされるが、同時に出版物を通じて収入ももたらされる。
教皇庁は毎年、イタリア政府に1700万ユーロ(約21億円)の税金を納めている。
バチカン市国は、独立国ではなく、イタリアの納税者だった。
ゲレーロ長官は、今回の損失は少なくとも25%、最大で40%に上る見通しだと述べた。
こうした中、ローマ教皇であるフランシス法王(Pope Francis who is Holy Father/83)は、バチカン市国の財政引き締め策を発表した。
つまり、ローマ教皇は、バチカン市国の経営者であった。
バチカン市国には、バチカン銀行もあり、スキャンダルに巻き込まれ、マネーロンダリングで調査されたこともあった。
私が、日本のある有名な総本山の僧侶に聞いた話では、どうしてもお金が必要になると、代表者が銀行に出向き、詳しい事情を話すと、特殊な株を買うように言われ、それを買うと不思議なことに、元資金の数倍になって返ってくると話してくれた。
早速、そん話に載せて欲しいというと、きっぱりと断られたことがある。
バチカン市国にも、きっと裏技があり、本当に困ると、どこかに相談できることだろう。
バチカン市国(Vatican)の緯度、経度。
41°54'10.5"N 12°27'12.2"E
または、
41.902917, 12.453389
2014-12-04---バチカンは、数億ユーロ『はしょられる』ことを発見!
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