看護実習がうまくいく運がいい人 | 実習記録に振り回されない看護過程の学び方

看護実習がうまくいく運がいい人

いつも、ありがとうございます。

ローザン由香里です。

 

 

 

 

 

 

「運も実力のうち」

 

 

いつだったか、明けても暮れても、自分以外の実習メンバーを妬んでいる看護学生さんがいました。

 

 

「運がいいんですよね。あの人」

 

 

・受け持ち患者さんがなんども変わってるのに、実習がうまくいってる

・あんまり技術も上手な方じゃないのに、実習がうまくいってる

・そんなに成績がいい方じゃないのに、実習がうまくいってる

 

 

「運」という見えない何かが、「うまくいく実習」を作り上げてる。

 

 

だから、「運」さえあれば、

・受け持ち患者さんがなんど変わっても

・あんまり技術が上手じゃなくても

・そんなに成績が良くなくても

 

実習はうまくいく。

 

 

私は、こんなにがんばってるのに、運がないから、実習がうまくいかない。だから「運がいい人」になりたい、と。

 

 

 

 

「運がいい」って、なんなんでしょうね。

 

 

 

 

実習がうまくいったのは、運が良かったから?

 

 

「運がなんとかしてくれるから〜」と、本人はなんの努力も、行動もしなかった?

 

 

 

 

運がいい、というと、思い出す学生さんがいます。

 

 

いつも謙虚で「私は本当に人に恵まれていて、困った時には、いつも助けてもらえるんです」

 

 

受け持ち患者さんが急変する、とか、受け持ち患者さんが変わる、とか、学校で習っていないような、高度な技術の援助を行うことになる、とか。

 

 

動揺、パニック、不平不満、不安緊張で、負のスパイラルにはまりそんな、この状況で、「この経験のおかげで、こんな学びがありました」と、うれしそうに言います。

 

 

その学生さんにとっては、

 

 

・受け持ち患者さんがなんども変わることも、

・あんまり技術が上手じゃないことも、

・そんなに成績が良くないことも、

 

 

実習がうまくいかない理由ではないんです。

 

 

運がいい人と、そうでない人との違いって、ここなんじゃないかな、って。

 

 

何かがうまくいかない、うまくできないとき、

誰かのせいにしたくなることもあります。

何かのせいにしたくなることもあります。

 

 

ここで、

・自分以外の、誰かや何かのせいにするか

・ただ、うまくできない自分を認めるか

 

 

どちらを選ぶか、で運の流れを変えられるかもしれません。

 

 

大事なことは、「できない自分を認める」

それ以上でも以下でもないこと。

 

 

できないという事実を認める、のであって、

できないから、私はだめだとか、

できないから、私は看護師に向いていないとか、これは「認める」に含みません。

 

 

↑これ、すごく大事。

 

 

思考はクセです。

変えることができます。

 

 

運が良くなる思考に変えて、誰かや何かに振り回されることなく、自分らしく看護を学ぶ実習になりますように。