看護実習がうまくいく運がいい人
いつも、ありがとうございます。
ローザン由香里です。
「運も実力のうち」
いつだったか、明けても暮れても、自分以外の実習メンバーを妬んでいる看護学生さんがいました。
「運がいいんですよね。あの人」
・受け持ち患者さんがなんども変わってるのに、実習がうまくいってる
・あんまり技術も上手な方じゃないのに、実習がうまくいってる
・そんなに成績がいい方じゃないのに、実習がうまくいってる
「運」という見えない何かが、「うまくいく実習」を作り上げてる。
だから、「運」さえあれば、
・受け持ち患者さんがなんど変わっても
・あんまり技術が上手じゃなくても
・そんなに成績が良くなくても
実習はうまくいく。
私は、こんなにがんばってるのに、運がないから、実習がうまくいかない。だから「運がいい人」になりたい、と。
*
「運がいい」って、なんなんでしょうね。
*
実習がうまくいったのは、運が良かったから?
「運がなんとかしてくれるから〜」と、本人はなんの努力も、行動もしなかった?
*
運がいい、というと、思い出す学生さんがいます。
いつも謙虚で「私は本当に人に恵まれていて、困った時には、いつも助けてもらえるんです」
受け持ち患者さんが急変する、とか、受け持ち患者さんが変わる、とか、学校で習っていないような、高度な技術の援助を行うことになる、とか。
動揺、パニック、不平不満、不安緊張で、負のスパイラルにはまりそんな、この状況で、「この経験のおかげで、こんな学びがありました」と、うれしそうに言います。
その学生さんにとっては、
・受け持ち患者さんがなんども変わることも、
・あんまり技術が上手じゃないことも、
・そんなに成績が良くないことも、
実習がうまくいかない理由ではないんです。
運がいい人と、そうでない人との違いって、ここなんじゃないかな、って。
何かがうまくいかない、うまくできないとき、
誰かのせいにしたくなることもあります。
何かのせいにしたくなることもあります。
ここで、
・自分以外の、誰かや何かのせいにするか
・ただ、うまくできない自分を認めるか
どちらを選ぶか、で運の流れを変えられるかもしれません。
大事なことは、「できない自分を認める」
それ以上でも以下でもないこと。
できないという事実を認める、のであって、
できないから、私はだめだとか、
できないから、私は看護師に向いていないとか、これは「認める」に含みません。
↑これ、すごく大事。
思考はクセです。
変えることができます。
運が良くなる思考に変えて、誰かや何かに振り回されることなく、自分らしく看護を学ぶ実習になりますように。