19,(3/4) 新・地震の話 ひずみの限界 | obserのブログ

obserのブログ

静岡県東部より地震予知観測・観察状況を中心に書き込みます。

〔3/4〕ひずみの限界28

.

.

丹後地震の・・・

ひずみの割合を

示したのが

図15である

.

ひずみの割合が

ある限度の値よりも

大きくなったところ

だけに、

断層が生じていること

がよく分かる

.   

限度の値というのが

やはり

10万分の10

というくらいの値に

なっている。

.  

やはりというのは

上下変動の方の限度も

10万分のいくつ

という値であったから

・・・

.  

   

地震のときに

地面が水平方向に変形

・・・丹後地震の場合

ばかりでない。

.

日本にも、外国にも

・・・いくつもの

例がある

.

. 

・・断層が生じて

地面が割れてしまった

ような場合を

拾い出して、

ひずみがどのくらいの

大きさだったら

地面は割れないか

.

どれくらいになったら

割れるか

・・調べてみると

.  

面白いことにどこでも

10万分のいくつ

という値が

出てくるのである。

.

.

.

    

一般に変形の限度・・

物質の種類によって

まちまちである

.

・・ゴムひも・・

元の長さに比べて

その何倍になるまで

引っ張っても

・・切れはしない。

・・変形の限度は高い

.  

鋼などは・・・・

ずっと低く

1メートルの長さの

棒を1センチメートル

のばせば

切れてしまう

100分の1程度以下

だという事になる

.  

ところが、地面・・

10万分のいくつ

という程度・・・

鋼などより限度が

ずっと低い・・・。

.  

つまり地面は

大して

変形しないうちに

もうこわれてしまう

ようなものなのである

.

.

.

    

.

.