〔3/4〕ひずみの限界28
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丹後地震の・・・
ひずみの割合を
示したのが
図15である
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ひずみの割合が
ある限度の値よりも
大きくなったところ
だけに、
断層が生じていること
がよく分かる
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限度の値というのが
やはり
10万分の10
というくらいの値に
なっている。
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やはりというのは
上下変動の方の限度も
10万分のいくつ
という値であったから
・・・。
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地震のときに
地面が水平方向に変形
・・・丹後地震の場合
ばかりでない。
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日本にも、外国にも
・・・いくつもの
例がある
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・・断層が生じて
地面が割れてしまった
ような場合を
拾い出して、
ひずみがどのくらいの
大きさだったら
地面は割れないか
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どれくらいになったら
割れるか
・・調べてみると
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面白いことにどこでも
10万分のいくつ
という値が
出てくるのである。
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一般に変形の限度・・
物質の種類によって
まちまちである
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・・ゴムひも・・
元の長さに比べて
その何倍になるまで
引っ張っても
・・切れはしない。
・・変形の限度は高い
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鋼などは・・・・
ずっと低く
1メートルの長さの
棒を1センチメートル
のばせば
切れてしまう
100分の1程度以下
だという事になる
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ところが、地面・・
10万分のいくつ
という程度・・・
鋼などより限度が
ずっと低い・・・。
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つまり地面は
大して
変形しないうちに
もうこわれてしまう
ようなものなのである
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