(1/4)ひずみの限界
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地面は
どのくらいの強さ、
・・・弱さのもの
であろうか
その値を見積もるのに
都合のいい材料・・・
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大きな地震があると
そのあたりの地面が
上がったり下がったり
する
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たとえば
1923年の関東地震
・大磯、平塚あたりは
2メートルほど
隆起した
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しかし
そこから東西に
50キロメートル
もいくと
変形はもうほとんど
目立たない
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50キロメートル
について2メートル
・・・割合にして
・・・10万分の4
・・・この割合は
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地面の強さの限度に
関係がある
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地面がもともと
こわれにくいもので
あるならば・・・・
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割合にして
1000分のいくつ
というような
変形もありうる・・・
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しかし
実際にはそうではない
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地面は全体として
10万分のいくつ
というくらいの
変形にしか
たえられないらしい
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1930年静岡県の
伊東付近・・
群発地震・・・
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伊東を中心とする
南北
30何キロメートルの
範囲にある
水準点を何度も
測定して、
地面の上下方向の変動
が求められた。
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伊東を中心として、
への字の形に隆起・・
その速さは
相当なもの・・・
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ひどいところで
1日に
0.5ミリメートルに
さえ達した
・・・・30年続けば
およそ5メートル
になる・・・・
たいへんなものである
・・・・
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いちばん大きい隆起は
22センチメートル・
・・・実際には
およそ1年で終わった
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・・・その端へいくと
隆起変動は
ほとんど
認められなかった
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だから変動の割合は
大ざっぱにいって、
30何キロメートルの
半分の
15キロメートル
に対して
22センチメートル
ということに・・・
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割合にすれば
10万分の2・・・・
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