メッシュは無秩序でいいのか? いう問題 | 使いこなさない、使えるCAEのブログ

メッシュは無秩序でいいのか? いう問題

実は、支配式を最も効率よく & 精度よく解くメッシュは、パターン決まっておりそう多くはありません。  
機能部品ですと、解析対象物に対し 最良メッシュは1つ2つのみだったりします

例えば、円の最良(ベスト)メッシュは一つしかありません
中央は田の字、周囲は回の字(O型格子)で作成、それがベストです

CAE技術者は、「 メッシュはソフトが自動作成すべき 」
思っている人が多いです。 ですが、それでは、粗悪メッシュで解ける低難易度問題限定  
駄目技術者となりかねない問題があります
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困ったことに、支配式を低精度にしか解けないメッシュが、堂々著名な教科書・ウェブサイトに出てたりします。 
私の手元の著名な書籍は、メッシュ依存問題を(粗悪メッシュに強い)伝熱解析事例でごまかしています
CAEの教育や情報は、かなりの部分に、嘘・歪曲・偽装・虚飾があり、注意必須です。

★ベストなメッシュを自動作成  これは将来も可能にならないと思います 妥協案で
★ベストなメッシュを自動作成するアルゴリズムを、ケースに分け作って行く
それしか手がない筈と思っており、お客様の課題別・解析用途別で、コツコツと作成です。
1つを元に、パラメトリックになるべく広範囲をカバーできるよう、スクリプトを仕上げます