Garbage In Garbage Out  ゴミを入れるとゴミが出る  なかなか ^^) | 使いこなさない、使えるCAEのブログ

Garbage In Garbage Out  ゴミを入れるとゴミが出る  なかなか ^^)

技術計算でよく使われる皮肉表現に Garbage In Garbage Out (GIGO) ゴミを入れればゴミが出る
いうのがあります 
理論理学習に熱心な人が、意外とこの罠にはまります



汚いメッシュ 雑な条件設定 あり得ない拘束 特性を損なうモデル(簡略)化

全てゴミに結びつくもの
完璧に理論理解の上、事を進めても、
ゴミを入力すれば、支配方程式を着実に(正確に)解き、ゴミが排出されます 
解くいう点では、合っていたりします


めざすCAEはGIGOの逆  現実的結果を生むCAE です
ごみでない、正しい解の定義ですが・・・

● 設計側の見解=実際の挙動・実際の物理量分布に近い解
● 教科書的見解=仮定にもとずき構築したモデルを、正しく解き、得た解

両者はかなり異なり、注意が必要です
「正しく解いたが現実乖離して設計で使えない」 その罠に陥り易いのが構造計算
流体や電磁場と違い、注意必須です。 ある面教科書や試験問題に、堂々ゴミが出ているのです