春らしい陽気

 

庭の花のいれかえをしました

 

その時に

頭の上にとびだした窓枠の格子があることを

覚えていたはずなのに

わすれて

あわててたちあがり

強打!!

 

頭のてっぺんをぶつけました(;゜ロ゜)

 

痛かった

 

目から★がでるとはこのこと

 

障害物にはお気をつけ下さい(ほんとにあぶないから)

 

 

40代の女性

 

半年くらいまえから体調不良で

病院にも受診していたけど

なかなか原因がわからない

 

 

ようやく精査して原因が判明した

 

卵巣癌

 

すぐに抗がん剤を行う事になった

 

めったにないけど

“緩和ケアを受診したい”と

主治医に申し出た

 

 

快く紹介

 

主治医から

「とてもよく理解されていています。これからの

事について相談したいとのことです」との連絡を受けた

 

 

とてもよく理解されている・・・

まだ告知されてから2週間たっていない

 

 

無理してるのかなあ

 

 

 

「こんにちは」

「ほんとにおどろいちゃいますよね」

「体調わるいの、つかれてるせいだと思ってました」

「びっくりです」

「検査検査、あ〜疲れた」

 

 

「子ども達にどう伝えればいいのか、迷ってます」

「主人は伝えない方がいいっていうけど、

私は伝えた方がいいと思う」

「どう思いますか?」

 

 

“お子さんの個性にもよるけどある程度は

伝えた方がいい、ってよく伝えます”

 

「そうですよね・・・」

「でも・・・」

 

「伝えるとくしゃってなってしまいますかね?」

 

「他のご家族はどうされてますか?」

 

 

 

 

 

・・・・・

 

 

 

 

「あれ?いままで泣いたことないのに

涙がでてきちゃった」

 

「どうしよう、なんでだろう?」

 

 

 

 

しくしく、しくしく

 

 

「ほんっとに今まで気持ちが張り詰めてました」

 

「怖いです。本当に怖い。死ぬのが怖い」

 

 

 

これまで押しころしてきた気持ちが

ぽんってはじけた

 

 

 

でも大事なこと

はりつめていると

いつかはぽんってなる

 

 

 

すこしはじけた方がいいのよ

 

 

子どもへの伝え方は

夫と考えます

うまく伝わらなかったら

相談してもいいですか?

 

と目を真っ赤にしながら帰られた

 

 

 

 

次の外来で

 

 

「先生、こどもにつたえました」

「そうしたら、学校できいたことがあるよって」

「はげになるの?っていわれました」

 

拍子抜けしちゃいました、と笑う

 

「はげになってもママはママだね、って」

 

「下の子はまだよくわかってないけど

それでも、なんか聞いていた」

 

「これでいいですよね?」

 

「昨日は大声で家族でわらいながらテレビを

みました。薬ですよ、先生、笑うのは」

 

 

 

でも、と

真顔になって、

 

 

「泣いても涙でるし、わらっても涙でますね」

 

「昨日気付いたんです」

 

「笑い涙を増やします」

 

「緩和ケアならなんでも言える」

 

 

 

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緩和ケアは上からだ、とか

緩和ケアになんてかかりたくない、とか

 

それもそれ

 

大事なのはね

 

生きるって事の大切さ、と

生きるって事のはかなさ、と

命はいつか終わるんだっってこと、と

緩和ケアってのじゃなくても

身体を心をほぐしながら

生きていこうよってこと

 

うまく言えないけれど

死を避けすぎてもいけないんだな

いつかは、ってことを

だれもが知ったほうがよくて

 

死に支度みたいな

そういうの

案外大事だと思うの

 

私もうまくできないかもだけど

なるべく

自分らしく

終い支度していきたいな、と思う

 

 

ほんとに

そう願う

 

緩和ケアになんてかかりたくない?

緩和ケアを不快に思うのも

それもよし

きれいごとですまないのが人生

人の価値観は様々

何通りもの考え方があるから

面白い

 

でもやつあたりはいけないな

だれも幸せにならない

だれにとってもよくないよ

 

読みたくなければ読まなければいい

これは自由日記です

 

 

それでも

緩和ケアをうけて

すこしでも生きて欲しい

そう思う気持ちはかわらない