15冊目


朝令暮改の発想 仕事の壁を突破する95の直言

著 鈴木 敏文 セブン&アイ・ホールディングス代表取締役会長・CEO


 セブンイレブンの創設者の95の直言。販売業を例に仕事の取り組み、考え方、顧客の心理をつかむ方法などが書かれています。


 「朝令暮改」 たとえ朝決めたことであっても、間違いだと気付いたなら、直ちに変更する。時代の変化には、むしろ朝令暮改が必要。


 マンネリ化を避け、常に変化し、挑戦し続ける。もう当たり前すぎて気付かなかったのですが、コンビニエンスストア、コンビニATM、商品発注等、数々の挑戦の功績はとてつもないことなんですよね。


 売り手の好都合は買い手の不都合。「顧客の立場」の考え方は、売ることに対して不都合があっても、買い手に良ければ妥協しないというもの。商品開発のため生産ラインから見直す行動力はすごいです。顧客を満足させるためにどれだけ努力されているかが、伝わってきます。実際、その努力が必要な時代になったことを気づかされました。


 顧客の潜在的なニーズを感じ取り、品質、便利さを妥協せず、常識を打ち破る。無理だと反対されても貫き通す。先駆者と呼ばれる人の条件を感じられたように思います。

 

<朝令暮改の発想 仕事の壁を突破する95の直言 より引用>


・いまの消費は経済学ではなく、心理学で考えなければならない。


・記憶力の時代から、理解力が問われる時代へ。


・挑戦しない人は仕事をする気がないのも同じだ


・目標の達成に失敗しても罰してはならない


・仕事は毎日が瀬戸際

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