・自力で今の自律神経をチェックする方法をお教えします。
こんにちは。かねもと鍼灸整骨院 院長の金本です。
さて今日は、朝起きた時に簡単に自律神経の状態をチェックすることが出来る方法をご紹介したいと思います。
自律神経自体は、病院の検査では分かりませんが、自分自身で朝起きた時に、自律神経の状態を簡単にチェックすることが可能です。
それらのチェック方法を使いながら、その日の自律神経のバランスを確認し、崩れているならば このブログでご紹介している動画や 記事の方法を試してみて下さい。
乱れた自律神経のバランスを整え、心身の不調が改善されるはずです。
まず、前回ご紹介した自律神経のチェック法に加えて、朝起きてトイレに行ったときには、尿と便をチェックしてみて下さい。
普通に生活していると、何気なく見ている、見ていない尿と便ですが、この、尿と便はあなたの健康状態を知らせてくれる、非常に役立つモノなのです。
なぜならば、食べたり飲んだりした物を初め、あなたの体内で消化吸収され、残ったモノが体外に排出されているからです。
尿と便は、あなたの体の状態を教えてくれる、とても大切なモノであると言えます。
1.いつもの尿の色と比べて、色が濃くなっていないか、どうか。
2.尿に血液がまじっていないか。
3.尿の出が悪いか、どうか。
栄養ドリンクを飲んだ場合は、いつもよりも色が黄色くなりますが、これは問題ありません。
しかし、そうではない場合で、尿の色がいつもよりかなり濃くて、5日も続いたら病気のサインである可能性が高いため、病院で検査を受けることをお勧め致します。
また、尿にが混じっていた場合も、スグに病院で検査を受けて下さい。
1.色が黒くなっていないか。
2.バナナのような硬さであるか、下痢のように形が崩れていないか。
鉄分をたくさんとると、便の色は黒っぽくなります。飲んでいるお薬によっては、お通じが黒くなります。
しかし、もし、そのようなお通じが黒くなる物を飲んでいないのに、色が黒くなっている場合は、どこかで出血している可能性があります(肛門近くだと、赤い血液が付着しますが、もっと奥での出血の場合は 黒くなります)。
5日ぐらい続いた場合は、病院で検査をしてもらうことをオススメ致します。
また、下痢と便秘を繰り返している人も、なんらかの異常がある可能性もありますので、病院で検査してもらうと安心できるかと思います。
自律神経をチェックする方法の2つ目は、朝の食欲の有無です。
というのも、自律神経のバランスを整える意味でも、朝、昼、晩 とリズムよく食べることがとても大切です。
なぜならば、消化器系は副交感神経がコントロールしているからです。
もちろん、良い栄養を身体の細胞に送り届ける。という意味でも、食事は大切です。
しかし、なぜ、朝の食欲の有無が大切なのか?
というと、朝起きた時、腸の動きは鈍いです。しかし、バナナ1本でも食べると腸が目覚め、お腹の活動が活性化します。
前述の通り、消化器系は副交感神経がコントロールしているので、副交感神経を刺激する。という意味でも、朝の朝食は大切です。
もし、朝起きて全く食欲がない…そんな日が5日以上続いている場合は、自律神経が乱れているか、何らかの問題がある可能性があるので、病院で一度検査をしてもらうことをお勧め致します。
はい。朝起きた時に自律神経をチェックする最後の方法は、体重計に乗る。です。
しかし、なぜ体重計に乗るのか?
というと、体重は増えすぎないことも、減り過ぎないことも大事だからです。
自律神経が乱れていると、体調はもちろん、食事のコントロールも乱れます。そのため、いつもよりも体重が増えたり、もしくは、食欲の減退から体重が著しく減ることもあります。
更には、加齢とともに基礎代謝が減り、太りやすくなったりするため、健康維持のためにも、朝起きた時に体重計に乗って、日ごろの自分の体重をチェックすることが大切です。
体重の管理、コントロールは 自律神経のバランスを整えることは勿論、健康維持には欠かせないのです。
今現在の体重、肥満度にもよりますが、腸内環境を整えるだけでも3キロ~5キロは落とすことが出来ます。
これは、体内にたまったお通じが排出されたからです。
しかし、それ以上に体重が落ちる場合は、やはり何らかの問題があると考えます。
もし、特に心当たりもないのに、体重がどんどん減っている…というのは、問題があると思いますので病院で検査されることをお勧め致します。
さて、自律神経をチェックする方法をお伝えしましたが、最後に、乱れた自律神経を整える方法をご紹介したいと思います。
1つは、身体的な症状を軽減する方法をこのページの一番最後にご紹介していますので、ぜひぜひ試してみて下さい。
その動画をご紹介する前に、もう1つ、自律神経を整える方法をご紹介しておきます。
それが、適度な運動=ウオーキング です。
健康維持のために、ウオーキングは代表的な運動です。
ジョギングを取り入れている人も多いですが、健康維持目的のためならば、ヒザや腰など身体に負担を与えるジョギングよりも ウオーキングがオススメです。
しかし、肺活量を鍛えたり、筋力アップ、運動能力を高める必要があるスポーツをされている場合は、ジョギングがオススメです。
とはいえ、この記事を読まれている方の多くは前者の方が多いかと思います。
ジョギングとウオーキングで、負荷は全く変わるため、一件 ジョギングの方が健康効果が高いように思われガチです。
しかし、実際には ウオーキングの方がジョギングよりも健康効果も高く、自律神経のバランスを整える意味でも効果的なのです。
というのも、ジョギングは運動の負荷が高いこと、心臓への負担も大きいため、どうしても呼吸や脈拍も早くなり、副交感神経の働きを下げてしまいます。
副交感神経の働きは、年齢と共に低下していきます。
そのため、中高年の方であれば 副交感神経を下げるジョギングよりも、ウオーキングの方がオススメです。
激しい運動は、かえって副交感神経の働きを低下させ、逆に、体の老化を早めてしまう可能性があるのです。
ご存知の通り、私たちは呼吸をすればするほど 体内で活性酵素( 身体を錆びさせる原因、老化の原因 )が作られます。
つまり、激しい運動をして呼吸が荒くなればなるほど、体内での活性酵素がたくさんつくられます。
また、激しい運動をしている時、人は無呼吸状態になることもあります。息を止めて重い物を担ぐスポーツだったり、短距離走であれば無呼吸に近いこともあります。
こうした呼吸が、血流と血液の質を低下させ健康状態を悪くしてしまいます。
ですから、健康目的であるならば、ジョギングよりもウオーキングがオススメです。
もしあなたが健康維持・増進を目的としているならば、ウオーキングなどの軽い運動で十分です。
横隔膜を上下に動かす、深呼吸を行える程度の運動です。
ウオーキングが苦手ならば、ヨガでも良いですし、ストレッチでも良いです。大事なのは、浅く早い呼吸にならないことです。
深い呼吸ができれば、副交感神経は低下することはありません。
逆に、深くゆっくりとした呼吸をしながら適度な運動が出来れば、手足の末端まで十分な酸素と栄養を届けることが可能になります。
また、一定のリズムある歩く。という運動は、自律神経を整える働きもあると言われています。
ただし、競歩のような早いスピードで歩くと、交感神経が上がってしまうため、ゆっくりリズムよく歩いていくことが大切です。
それによって、副交感神経が優位に働くようになります。
ということで、自律神経をチェック法と 自律神経のバランスを整える運動についてお伝えしました。
では最後に、自力で自律神経のバランスを整え、心身の不調を改善する方法を動画でお教えしたいと思います。
動画は以下よりご覧になれます。無料なので、ぜひお試し下さい。
それでは、最後までお読み下さり 誠にありがとうございました!
これらの内容が、少しでも自律神経改善のお役に立てましたら幸いです。
>> 前回の記事「 自律神経を整えるには、朝の過ごし方が大事 」
金本 博明