こんにちは。かねもと鍼灸整骨院 院長の金本です。
さて、前回では、呼吸1つで自律神経も変わる理由について解説しましたが、今回は、40代で自律神経が乱れる仕組みについて解説致します。
もしあなたが、30~40代で自律神経失調症、または、心身の不調を感じているならば、今回の内容はご一読されることをオススメ致します。
30代、40代から自律神経が乱れる。
実は、医学的には、30代~40代になると自律神経、特に、副交感神経の働きが急激に低下する。と言われています。
- 男性は、30歳を過ぎたころから、副交感神経の働きが低下する。
- 女性は、40歳を過ぎたころから、副交感神経の働きが低下する。
そのため、30~40代ごろから自律神経が乱れやすくなり、心身の不調が現れやすくなるとも言われています。
30代、40代の時期は、特に子供も大きくなり、親としては頑張って働かなければならない時期でもあり、役職についている人も多い年齢です。
子供も反抗期になり、子育ても大変になる…そんな、仕事も家庭も踏ん張り時の時に、30~40代の時に自律神経が乱れやすく、副交感神経の働きが低下し、心身の不調が現れてしまう…
仕事で、家庭でもストレスが増えるため、余計に体調を崩しやすくなる時期でもあります。
30代、40代は自律神経が乱れる…。そして、
副交感神経の働きが低下すると、どうなるのか?
というと、副交感神経が優位になると、まず、
- 血管を広げて血液の流れをスムーズにする働きがあります。
- また、消化器系の働きも、副交感神経がコントロールしています。
- 心身をリラックスさせ、入眠を促す働きもあります。
30代、40代から自律神経が乱れ、副交感神経の働きが低下すると、上記の働きが低下します。
たとえば、血管で言うならば、血管が収縮し 血液の流れが低下。交感神経が優位になるため、余計にでも血液の流れが悪くなると同時に、免疫力も低下します。
交感神経が過剰に働くようになるため、冷静に物事を判断する力も低下するため、感情が爆発してしまうなど、情緒不安定にもなります。
「 歳をとると怒りっぽくなる… 」
と言われるのは、このような副交感神経の働きが低下し、交感神経が過剰に働くことによることもあるんですね。
30代、40代から自律神経が乱れると、このような弊害も出てきます。
更には、年齢と共に血管系の病気、高血圧だったり、心臓疾患、脳の疾患などのリスクが増えるのも、副交感神経の働きが低下し、交感神経が優位になっている状態になるからです。
40代を過ぎて自律神経のバランスが乱れる、特に副交感神経の働きが低下すると、このような病気のリスクはもちろん、感情面でも不安定になりやすいんですね。
40代を過ぎると自律神経のバランスが乱れる。副交感神経の働きが低下する。
ということを知らずに、仕事も家庭も大変な時期に無理して頑張り過ぎると、余計に心身に負担をかけてしまい、病気のリスクが高まります。
40代を過ぎたあたりから、体調を崩しやすくなる…、病気をしやすくなる…、なぜだか不調だ…ということが多い場合は、副交感神経の働きが低下している状態で、無理をし過ぎているから。という可能性もあると言えるでしょう。
もし、副交感神経の働きが低下しているならば、以下の動画の内容を試してみて下さい。
副交感神経を優位にし、自律神経のバランスを整えてくれるはずです。
>> ご家庭で自律神経のバランスを整え心身の不調を軽減する方法
以上、40代は自律神経が乱れ心身の不調が現れやすい理由について、お伝えしました。
それでは、最後までお読み下さり ありがとうございました。
>> 前回の記事「 深呼吸をすると心が落ち着くワケ 」
金本 博明