自律神経のバランスが乱れる=深刻な病気を招く | 大阪府の自律神経失調症治療専門「かねもと鍼灸整骨院」

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自律神経のバランスが乱れると血管系のトラブルを招く危険!

こんにちは。かねもと鍼灸整骨院 院長の金本です。

さて、前回では 交感神経と副交感神経のバランスが一番良い状態は、交感神経も副交感神経もどちらも高い状態である。とお伝えしました。

では、自律神経のバランスが乱れた場合、体はどのような状態になるのでしょうか?

結論から言うと、まず、自律神経のバランスが乱れると血液の流れが悪くなります。

というのも、自律神経には血管を収縮させたり、弛緩させる働きがあるからです。


そして、自律神経のバランスが良い時は、交感神経が血管を収縮させ、副交感神経が血管を拡張させる…という動作を交互にバランスよく行います。

この、収縮と拡張をリズム良く行うことで、血液の流れはスムーズになります。

しかし、自律神経のバランスが乱れると、この交互にバランスよく血管を収縮・拡張させるバランスが崩れると、当然、血液の流れが悪くなってしまうのです。

自律神経失調症の方に 手足の冷えが多いのは、それも要因の1つとしてあります。


自律神経のバランスが良い時の体の動き。

交感神経と副交感神経がバランスよく働いている時は、交感神経が優位になると血圧が上がり、血液の流れが早くなります。

一方、副交感神経が優位になると、血管は拡張して血液の流れが多くなります。

これら2つが交互にバランスよく働いていると、血液の流れは良くなります。

しかし、ストレスなどによって自律神経のバランスが乱れると、交感神経または、副交感神経どちらが優位になり過ぎても、血液の流れは悪くなります。

その仕組みについて、今から解説して行きます。

■交感神経が優位になり過ぎると…■
血管は収縮し 血液の流れが悪くなる。要するに、ホースの幅が狭くなり過ぎて、水の流れが悪い状態になります。

そうすると、手足などの末端まで十分な血液が行きわたらなくなり、手足が冷えたりします。

■逆に、副交感神経が優位になりすぎると…■
血管が弛緩し過ぎて、血液の流れが悪くなってしまいます。

血液の流れは ポンプと同じで、収縮と拡張を繰り返すことで流れが良くなります。

血管が収縮すぎても、また、弛緩し過ぎても血液を押し出す力が弱まり、血液の流れが悪くなるんですね。


交感神経が優位になり過ぎる時が、体に悪影響を及ぼす。

交感神経、副交感神経、どちらが優位になり過ぎても体に悪影響を与えますが、特に、交感神経が優位になり過ぎると血管内の細胞を傷つけてしまうなど、悪影響があります。

というのも、血管が収縮する。ということは、それだけ血液が通る道も細くなるからです。

血液には赤血球や白血球、血小板などが含まれ、血液の中を流れています。

が、実は、血管が細くなりすぎると、それら血小板や赤血球などが引っかかり、血管の内側を傷つけてしまうのです。

血管の内側を傷つけるとどうなるのか?

というと、皆さんもテレビなどで見たことがあるように、血栓(血の塊)が出来ます。

「 高血圧になると、血管がぼろぼろになる。」

と言われるのは、このように血管の内側を傷つけてしまうからです。

また、テレビなどで血管が詰まっておこる病気、心筋梗塞(しんきんこうそく)、脳梗塞(のうこうそく)なども、血栓が出来て血液が流れなくなって起こる病気です。

自律神経のバランスが乱れた状態では、心身の不調だけでなく、このような血管系のトラブルも起きやすくなるため、自律神経のバランスを整えることはとても大切です。

以下の動画では、ご自宅で自律神経のバランスを整え、心身の不調を軽減するやり方をお教えしていますので、一度 お試し下さい。

 >> ご家庭で自律神経のバランスを整え心身の不調を軽減する方法

以上、自律神経のバランスが乱れると血液の流れが悪くなる。その仕組みについて解説しました。
それでは、最後までお読み下さり ありがとうございました。

 >> 前回の記事「 交感神経と副交感神経のバランスを知る 」

金本 博明