*「自立学習館通信」は月謝袋に同封するお知らせです。前半は塾長の考え方・塾の方針&取り組みなどを保護者の方に伝え、後半は各塾生の様子を個別にお知らせしています。ブログでは前半の共通部を載せています。
中3生は、受験校も決まり受験勉強の追い込みにはいっています。公立高校推薦入試を受ける生徒は、面接関連の資料作成を頑張っています。
「中学3年間で頑張ったこと」「自分の長所・短所」「高校で学びたいこと」「将来の夢」等を自分の言葉(文章)で用意しておくものです。
いままで漠然と思っていたことをしっかり考え、人に伝える文章にしていくこと(言語化すること)は大変です。四苦八苦していますが、「自分とは」を考える良い機会だと思います。
塾でも文章作成のお手伝いをしています。この試練がみんなを成長させてくれるのを願っています。
さて、今回はお子さんに共感し、褒めるのが上手になるコツをお伝えします。
それは、お母さん自身が「自分に共感し・褒めること」です。日々の生活の中で、ご自分に対して、共感したり、褒めたりすることはあるでしょうか?
以下に方法を書きます。
一日の終わりにその日のことを振り返って、うまくいった事があれば、そのことをしっかり褒めます。もし、嫌な事やうまくいかなかった事があったときは、そのときの自分に対してねぎらい・共感するのです。
自分自身に(友人をねぎらい・慰めるように)語りかけます。
「今日は、○○さんにあんなこと言われて、腹たったね」
「~がうまくいかなくて、嫌だったね(恥ずかしかったね)」という感じです。
そのときに、相手に対する気持ち(あいつが悪い・許せない)ではなく、自分の感情(嫌だった・悲しかった・辛かった)に焦点をあてます。
そして、「腹たったけど、よくガマンしたね、えらいね」「~嫌だったけど、次からはうまくやろうと決心したんだね、えらいね」と褒めます。
結果をださなくても、そう思ったことに対して褒めるのです。また、「思い出して自分に共感しようとした」努力そのものを褒めてもOKです。褒めることが見つからなくても、共感することで褒めるきっかけを作るのです。
こうやって、自分に対する共感力を育てていくと、マイナスの感情に振り回されることも少なくなり、自己肯定感が高まります。自己肯定感が高まると、まわりに対する共感度も高まっていきます。
そうすれば、お子さんを見る目も徐々に変わり、共感できる点・褒める点も見つかるようになります。
口先だけでない、心からの共感や褒めることができれば、お子さんだけでなく、ご本人の心も安定してきて、いいこと尽くめです。
紙面が限られているので、エッセンスしか伝えられませんが、「自分を褒めること」に興味がある方は連絡くだされば、詳しくお話したいと思います。
私の体験からすると“共感&褒め”で自分磨きは楽しいです。