患者と不倫をしながら彼女の夫婦関係を助言した医師 | 日本心理教育院 www.jip.ac

 

2020年11月25日、イギリスのデイリーメールによりますと、アメリカのオレゴン州に住むピアソン・トーンは、家族の主治医だったロナルド・ロゼン博士にうつ病の治療を受け、夫婦関係改善のためのカウセリングを受けたそうです。その後、トーンは自分の夫にロゼン博士との不倫関係を打つ明け、この夫婦は離婚して夫はロゼン博士を相手取り、妻と不倫をして結婚生活を破綻に追い込んだと損害賠償請求訴訟を起こしたそうです。

 

この記事を見ますと、心理障害、関係依存、外傷トラウマの結末の怖さがよく分かります。何より心理障害の一つであるうつ病を治療する医師が関係依存の人ならどうなるのでしょうか。訴訟を起こされ、処罰を受けるのは当然ですが、これを非難して処罰という観点ではなく、心理状態の観点で考えてみましょう。私たちは誰もが不倫をする可能性があり、皆さんの現実でも発生し得る話だからです。

 

まず夫婦関係改善のためのカウンセリングについて考えてみましょう。

 

夫婦関係を改善させるには、愛と情熱、セックス、会話などが必要です。これをカウンセリングすると依頼者とカウンセラーは共感しなければならす、これは関係依存に陥るピッタリの環境です。関係依存の医師や専門家、カウンセラーの場合、うつ病などの心理障害や外傷トラウマを抱える依頼者を治療するのではなく、依頼者に自信と希望を持たせて手なずけて自分の遊び相手にする現象はこの記事に限った話ではありません。

 

 

もちろん関係依存や外傷トラウマを抱えていない正常心理の医師、専門家、カウンセラーもたくさんいます。依頼者や患者を治療するという使命感をもって頑張っている人もたくさんいます。しかし逆に関係依存、外傷トラウマを抱えている医師、専門家、カウンセラーもたくさんいるのが現状です。私たちはこのような人たちが依頼者や患者に何をしているのかを知る必要があります。またカウンセリングでは心理障害、関係依存、外傷トラウマは治療されずにさらに心理が悪化されるという事実も知らなければなりません。

 

慰め、励まし、共感と希望、自信をもたせるカウンセリングで果たして心理障害、関係依存、外傷トラウマを治療することができるのでしょうか。

 

この記事の医師は明らかに関係依存であり、うつ病の患者は関係依存に陥り、患者の夫には外傷トラウマが発生していると見ることができます。そして医師も妻も夫の関係依存によって外傷トラウマが発生し、子どもたちも親の関係依存と外傷トラウマによって不幸な人生を送らざるを得ない事態になりました。つまり関連するすべての人が不幸になる結果をもたらしたのです。関連するすべての人が治療の対象ですが、治療法が存在することも知らずに、治療のことは全く考えることもせずに不幸のままで生きていくのが現実です。そのため日本心理教育院では関係依存と外傷トラウマの治療の治療法を日本語、英語、韓国語で提供しています。この記事のような出来事は私たちの周りでもよくあり得る話です。不倫というのは他人事ではなく、いつでも発生する可能性があるからです。

 

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