忙しい中にあっても、冷静な視点を持ち合わせていれば落ち込んだりイライラしなくてもすむ。
また、閑職に回されて暇な時でも、投げやりになることなく、情熱をもって事に当たればそこに様々な面白さややりがいを見出すことが出来る。
(菜根譚 後集五九)
この言葉を読んだ時に色々なことが思い浮かびます。
この言葉に対してストレートな意見ではないかもしれませんが、私が一番思うポイントは
「情熱をもって事に当たればそこに様々な面白さややりがいを見出すことが出来る。」
この部分です。
大学生や若い世代の人からよく聞く言葉で
「この仕事は自分に向いていない」
「○○さんにはこの仕事が合っているだけで自分は合っていないだけ。合っている仕事を見つけたい」
賛否両論あるかと思いますが、ある程度のレベルまではどの人にも向いていない仕事などないと考えています。
逆に言うと、どんな仕事を与えられても本気で考える人が優秀な人なのです。
もちろん、コミュニケーションを必要とする仕事ではコミュニケーションスキルがある人の方が向いている。という様な現段階での自分と現段階での誰かと比べてどちらの方が向いている。向いていない。
という事はあるでしょう。
得手不得手というものは誰にでもあります。
ただ、どんな仕事であっても本気で結果を目指して一生懸命取り組めば結果が出ない人などいないのです。
「自分に向いていない」
そう思う前に本当にその仕事に本気で取り組んだのか。という所が重要です。
優秀な人というのは
どんな仕事に対しても色々な視点でその仕事を捉えて期待された結果以上のことを残していきます。
それは毎回、必ずしも、得手不得手が合致しているという事ではなく、自分の能力値を最大限生かして与えられたそのタスクをこなそうと真剣に考えているので結果が出ているのです。
確かに誰にでも苦手な事はあります。
ただ、誰にでも得意な事はあります。
どんなに自分に与えられた仕事が苦手だと思っても発想を変えてみて下さい。
この仕事に自分の得意な所を活かすとすればどうすればいいのか。
それを常に考えて下さい。
すぐに答えが出なければ一旦は苦手な方法でも構いません。
真剣に取り組んでみて下さい。
そうすれば必ず何か突破口が見えます。
もしそれが見つからないのであれば
「自分に向いていない」
のではなく
「真剣さが足りない」
まずはそう認識してみて下さい。
必ずいい結果に向けての光が見えてくるはずです。
誰も、自分が向いている仕事なんてわかりません。
やっていて面白い仕事。
簡単にこなせる仕事。
面白くはないけどやりがいのある仕事。
苦手だと思っているが、やってみたい仕事。
どうすればいいかすぐに思い浮かばない仕事。
色んな仕事、やるべきことがあります。
私もそうですが、経験値がない間はどれが向いているかわかりません。
簡単にこなせるから向いている。
ではないです。
なかなかこなせないから向いていない。
それも違います。
どんなものでも
まず自分の中で真剣に取り組もうとしてください。
そうすれば必ず突破口が見えてきます。
共に学び、成長し続けましょう!!
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