去年義父にある言葉を言われるまでは、子供たちは一応どちらかが家系を継いだ方が良いと思っていました。

旦那さんの実家は昔ながらの本家です。子供たちは本家の長男、次男になります。

一昨年、義両親とその兄弟たちの相続の話し合いに、旦那さん、私、子供たちも参加させられました。子供たちが同席することで、義父の兄弟たちに跡継ぎがいるアピールと、子供たちの前なら兄弟たちも冷静に話すだろうという、義両親と旦那さんの考えでした。

去年までに相続については無事終わりました。

もちろん、私と子供たちは相続の内容は全くわかりませんし、知りたいとは思っていません。ただ、子供たちながら、どちらが継ぐかと話すことがありました。

長男は「俺は大学進学と同時にここを出て戻らないから、弟が全部やって」

次男は「兄がやらないなら、俺がやるよ。家系が途絶えてはいけないと思うから」

子供たちなりの考えでした。もちろん、長男、次男とも損得は全く考えていませんし、継ぐ内容すらわかっていないです。

そして、去年7月8日義実家で義両親と夕飯を一緒にしていた時のことです。

私はその前の話の流れの時、席を外していたのでわかりませんが、

長男が「俺は進学と同時に出るから、弟が継ぐよ」次男「うん」

子供たちが義両親と旦那さんの前で、そう言いました。すると義父が「全部はやらねぇよ」と子供たちに言ったのです。子供たちは、びっくりして何も言いませんでした。義母は子供たちのことを援護することなく、ただケラケラ笑っていました。旦那さんは無言でした。

私は義父が言った「全部はやらねぇ」の意図が全くわかりません。たった十数年しかまだ生きていない子供たちが、「家系を継ぐ」と言ってくれたのだから、義両親から「ありがとう」とか、そういう言葉が返ってくるかと思っていましたが、まさかの損得しか考えていないような言葉が義父から出てきてびっくりしました。

長男、次男に全部はやらない🟰自分の娘(義妹)の子供たちに相続させる

私と子供たちは、義父の言葉からそう捉えました。

義両親が兄弟たちと相続の話し合いをする前、旦那さん、私、子供たちの前で

「娘(義妹)には、家を建てさせた土地しかあげない。娘にあげても、婿姓になってしまい、うちのものではなくなってしまうから」

そう言っていたのですが、考えは変わったようです。

お陰で、私と子供たちは「継ぐ必要はない」そう思っています。

離婚することに気楽になれたことの一つです。