能年玲奈、改め、のんが「ホット・ロード」以来初の実写映画で主演を務めた「私をくいとめて」

 

観終わった感想は、Aが欲しい!!

 

すべての人にAがあれば、どんなにか生活が楽だろうということだ。

 

中村倫也の声というのもあるが、あんなに会話をしてくれるイマジナリーフレンドはそうそういない。

なにより、大人になってもいる人が稀だろう。

Aがすべての人についていたら、きっと、独り言の多い世界になる。そうしたら、妄想による独り言は恥ずかしくない!!

 

まあ、恋愛に失敗して、反応しなくなるのは勘弁してほしいが・・・

 

林遣都とのんの恋愛が、まあ、もどかしいし、見ていておかしい。

そのサイドで進行する臼田あさ美のダメ恋愛がいいアクセントだ。

あっちの恋は危ないぞ、こっちの恋は甘いぞってな感じだ。

 

甘いながらも先走りや勘違い、不安や葛藤などが押し寄せて、みつ子という女性が成長する様子が見えてくる。

 

橋本愛との共演も、美人が2人並ぶと見惚れてしまう。

さらに、片桐はいりが出てきてなんだ、この豪華三点盛は・・・。

 

片桐はいりは、顔は個性的だが、演技は見ていて安心できる。

異常者は異常者、普通の人は普通の人、キャリアウーマンはキャリアウーマンを醸し出してくれる。ときに、その演技に騙されることがあるが、今回は騙しはない。

 

恋愛と縁遠い人間にとっては、頑張れみつ子、先走るな多田くん。

ちゃんと見据えろノゾミさん、燃え尽きろカーターといった感じだろうか?

 

とてもほっこりする映画でした。