(其の四)

 

「たとえば、あなたが、人が持っていない価値あるクリスタルグラスを持っているとしましょう。

あなたはそのクリスタルグラスをとても大事に扱うことでしょう」

 

「はい、その通りでございます」

 

「ところがある日、あなたは誤って手がすべり、そのグラスを床に落としてしまいます。

床に落ちたクリスタルグラスは粉々に割れてしまいました」

 

「あぁ、わたしは、なんてことをしてしまったのだ!!

もう二度とこんな価値あるクリスタルグラスは手に入らないのに・・・

もっと慎重に扱うべきだったと後悔し、さぞかし嘆き、悲しむことでしょう」

 

『はい、そういう気持ちになると思います』

 

次回更新は7月10日(金)です。

 

 

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