言葉という狂気

高校2年の時に書いたエッセイの一部です。長いですが目を通して見てくださいm(_ _)m

『言葉という狂気』

日常の生活で何気なく使っている言葉。みなさんには分かるだろうか。言葉という存在がどのようなものなのか。私の中の辞書には、こう書かれている。

「言葉は、裏表それぞれ2つの顔を持ち、だれが言葉を使おうと、その2つの顔を消すことはできない。言葉とは、目に見えない隠された狂気である。」

隠された狂気―。言葉には偉大なる力があるのだ。2つの顔、それはどういうことか。言葉は時には人の心の傷を癒し、また時には人の心を深く傷付ける。使い方によって全く逆のものになってしまうのだ。

人は知らず知らずのうちに、その狂気で傷つけ合っている。何気なく口にした言葉でも、その鉛のような重さで、あるいはナイフのように鋭く光った威圧感で心をボロボロにしていくのである。

気がつかぬ間に罪を犯す。それは、言葉に対して気持ちが入っていないからではないだろうか。たった一言のセリフでも、気持ちが入っているかそうでないかでは全く別のセリフになる。良いと思って言った事を、相手に良いと伝わるようにしなければならない。

そのためには、自分自身をもっと知る必要がある。自分の長所、短所をしっかりと知っておくことがまず1つ。そして、どんどん短所をなくしていく。そしてまた新しい短所を見つけるのである。この繰り返しで内面が成長していくのではなかろうか。

繰り返すことをやめれば、そこで成長はストップする。外見は変わっても、内面はずっとあの頃のままである。

人間だれでもパーフェクトな人はいない。どんなにお金持ちの人でも、たくさんの人に愛されている人でも、誰だって短所はある。それを自分で見つけるかどうかの問題であって、そしてその先をどうするかである。そのままにしておくのか、それとも変えていくのか、そのどちらかしかないと考えている。

こうしている間にも、言葉は絶えず生きている。人間は言葉なくしては生きていけないのか?考えてみたがそのあたりのことは私にも分からない。

ここ何年か生きてきて、その少しの間でたくさんの失敗をした。言葉で失敗をしてきた。気安くだしたその一声で、愛する者を傷つけたこともあった。自分が思っていることは、皆には伝わらないのだと知った。人はそれぞれ捉え方が違うのだ。

伝えたいことをそのまま分かってほしいというのは、とても易しいことではない。言ってることを分かってほしいというのは、むしろわがままなのかもしれない。伝わるように努力することが大切なのではないか。

言葉と同様に行動の場合も同じである。行動でも伝わることがある。例えば、「この人、仕事できないよね。」と言われたとき、あなたならどうするだろうか? 「あっそう。」と思い開き直るのか、「くっそう。」と思い頑張ろうとするのか。私の気持ちは、皆に「くっそう。」と思う人であってほしい。なぜならば、行動で伝わるということを知ってほしいからである。

「仕事ができない人」と思われて悔しい思いをすれば「見てろよ」という気持ちになれる。だから、一生懸命働いてできるというところを見せられるようになる。私の言いたいことは、言葉で伝わらないのなら行動で伝えればいいということだ。つまり、見てもらえるように努力するということである。

相手に伝える難しさ。失敗を何度も何度も繰り返し、そして1つずつ自分の力になるものを得ていく。同じ失敗を二度と繰り返さぬためには、今日一日の自分の行動を思い出し、そして反省をする。夜、ベッドに入ってでも良い。自分が行ったことを1つずつ考え、その行動が悪いものだったら、今度は同じ事をしないように考えて行動する。物事を単純に捉えず、1秒ごとの行動や言葉遣いを考えながら生活することが大切である。

そういっても、なかなか成果は出せないものだ。すぐに行動に移せない人も多いだろう。だから、自分なりにすればいい。自分のペースでやればいい。何もしていない訳ではないのだから。誰だってすぐに変われる訳でもないし、そんな人はいないだろう。

自分を変えるというのは、とても困難なことだ。ここで誤解を招くことが多い。自分を変えるのではなく、自分を押さえ殺している。本当の自分を隠すということは全く意味が違うものである。隠さずに本当の自分のままで過ごすということを忘れてはいないだろうか。ありのままの自分を見てもらうということは、とても得なことである。悪いとこがあれば、それを直すことができる。直していくことによって、より良い自分を手に入れることができるのだ。

本当の自分を隠し、違う自分を見せることはもう1つの姿を見せていることにしか過ぎない。隠さずに自分を見せるその大切さを知ってほしい。そのためには自分にもっと自信を持つということだ。

このようなことを自分の中に埋め込めば、自然と言葉遣いが変わってくるだろう。私も今、人として認めてもらえるように頑張っている。絶対に諦めずに続けていこうと思っている。

言葉での失敗はとても恐ろしい。時として人を死まで追いつめることすらあるのだから。言葉を口から出す前に、1度考えてみることが必要である。人を傷付けることのないようにするために、言葉の重さを知ってもらいたいと思う。

言葉を狂気にさせないために。



最後まで読んでくれて、ありがとうございましたm(_ _)m