塩江の「谷岡食堂」で中華そばを堪能した私は先日訪れたレッドバロン高松香西店を再訪すべく更に北進する。
前回この店で厚底シューズを履かずにセローに挑戦し、完膚なきまでの敗北を喫した私であったが、別の店(バイク館SOX)でリベンジを果たしたので、もうレッドバロンで再挑戦する必要はなかったのだが、接客してくれたM野さんというスタッフが熱心に査定をしましょうと言ってくれていたので「厚底シューズを履いてまた来ます」と約束してあったのだ。
もちろんすぐレブルからセローに乗り換えるつもりはないが、私のレブル1100DCTがどれくらいの査定になるのか?仮にセローに乗り換えるとしてどのような計算になるのかを聞いておいて損はないと思ったからだ。
2週間ぶりにレッドバロン高松香西店に入店。
最初に対応してくれたスタッフに「前回M野さんとお話していたので…」と告げる。
M野さんは今接客中だというのでバイクを見ながらしばし待つと奥からM野さんが出て来た。
アレッ?なんか雰囲気が違うような…
前回「今度来られるときは是非レブルに乗ってきてくださいね~!査定させてもらいますんで!」と明るく元気よく対応してくれたM野さんの歯切れがなんだか悪い。
そこで私は衝撃的な事実を告げられる!
「あの~、申し上げにくいんですが、今レブルの相場が暴落しておりまして…」
「ええっ!暴落ですか?」
「…はい…、1、2週間前とは全く状況が変わってしまいまして…今はレブルがダブついているような状況なんですよ…なので…多分ご希望にお応えすることは難しいと…」
なんと!以前は新車は半年から1年待ち、その人気と新車の供給不足から中古車が新車価格を上回るというフィーバーぶりを見せていたレブル1100の相場が暴落とは!
しかし、これはある程度予想できたことではある。
世界的な半導体不足により生産が追い付かず、異常に高騰したレブルの中古価格相場。
新車が120万円なのに中古で150万、160万円超の値が付くこともザラであった。
私もそれならばと、1年待ち覚悟で去年の7月に新車を予約したのだが、予測に反してわずか2か月後の9月に入庫したという連絡を受けた。
これは私同様、全国で数多くのレブルが納車されたことが予想される。
そうなればそれまでの希少価値は薄れ、相場は落ち着いてくる。
グーバイクを見てみてもかなりタマ数が増えていることが確認できる。
未だ150万円超の車両もあるが、新車価格を下回る価格の中古車が数多く確認できる。
普通に考えればそれが当たり前なのだが、1年前にはまずなかったことだ。
もちろん中古車は程度にもよるが、この辺が売値なら買取価格はある程度想像できる。
ホンダも生産に本腰を入れたのだろう。
また今年になってバリエーションモデルの「レブル1100DCT/T」が発売されたのも原因の一つかもしれない。
ハーレーのような大型フロントカウルとサイドパニアを装備した「T」
「T」はツアラーを意味するらしい。
結局M野さんは車検証は見たもののせっかく乗って来た私のレブルを全く見ないまま話を終わらせてしまった。
せっかく「レオコート」でタンクの小傷を隠してきたというのに…。
もう全く買取する気がないというのか?
(レオコートは本当にタンクの小傷が消えます!一度お試しください。もちろん大きな傷、深い傷は消えませんよw)
私はだんだんみじめな気分になって来た。
タマ数がダブついてるかも知れんが、このレブルはわずか4ヵ月前にオプション込みで140万円超で新車で買ったばかりなんだぞ!
1100cc並列2気筒エンジンにDCT搭載!更にオートクルーズ、グリップヒーター、ETC標準装備!
そして更に2万4千円もするハンドルライザーやハンドルマウントもつけてる!
ウインドスクリーンも自分で苦労して着けた!
2回コカしたけど…
もう誰が売ってやるもんかい!
俺のレブルを舐めんな!
っていうことでレブル1100DCTを何かに乗り換える気はすっかり消え失せました(笑)
そうさ!俺がレブルに慣れりゃ何の問題もないんだ。
慣れたところでレブルが軽くなるわけではないが、力を100%バイクに伝えることが出来たら押し引きも苦労しないはず。
それにあのレブル1100DCTを駆る満足感、優越感、充実感は250ccのオフ車とは比べるべくもない。
じゃあオフ車はとりあえず諦めよう!
そうだ!うちにはGN125hがあるじゃないか!
アレにブロックタイヤ履かせてアンダーカバーつければそこそこイケるんじゃね?
ま、ハナからそんなハードな林道行くつもりじゃないんだし!
ということで、なぁんにも変わらない結論に達しました~(笑)
だから最初に言ったでしょ!
「妄想にお付き合いください」って!(笑)
終わり