台湾研修2日目は、8月15日で日本が大東亜戦争に敗れた日。
この日に靖国神社や護国神社に行かず、台湾で歴史を学ぶ1日を過ごすことに意義を感じた。
まず朝一番は、芝山巌にて六氏先生のお墓まいり。
お墓は近隣の恵斎宮の方々が管理して頂いていて、今日もお宮の頼さんにご案内を頂きました。
六氏先生とは、1894年の台湾割譲後、台湾に教育を普及するために命をかけて台湾に渡り、混乱期の台湾で野盗に殺されてしまった日本のエリート教師です。
中には吉田松蔭先生の甥の楫取道明さんもいました。吉田家の教育精神は明治にも受け継がれていたんですね。
彼らは地元の方の協力を得て、台湾のお廟を借りて学校を作り、清の時代に教育をうけていなかった台湾人に教育を普及していく矢先でした。
彼らが殺害されたのは1895年1月1日。
その地には神社が建てられ、毎年慰霊祭が行われていましたが、戦後国民党の占領で神社は破壊され、記念碑も壊されていましたが、現在では記念碑などは復旧されています。
しかし、この地は日本統治を悪にしようという人から悪用されたり、碑に落書きされたり、と維持は大変なようです。八田先生の像の首が切られたのと同じ理由です。
日本統治時代を知る方々が亡くなっていく今日、こうした歴史を受け継いでいくのは、我々世代の責務ではないでしょうか?
こうした話を学校で教えて欲しいものです。
続いては二二八記念館。
1945年の8月15日を境に、突然日本から切り離された台湾は国民党に引き渡され、日本以上に苦難の時代を迎えます。
その象徴的な事件が二二八事件。
今日はその記念館を訪問し、また日本世代の張さんにガイド頂き解説をききました。
日本では学ばない歴史事件です。
国民党の台湾支配のために少なく見ても2万人以上の台湾人のエリートが殺されました。
民主化などを訴えるエリートは邪魔だったわけです。
解説員の張さんに
日本の統治はどうでしたか?と聞くと、
プラス面はインフラの建設で、
マイナス面は、韓国人にもよく聞かれるが
特にはないとのお答えでした。
その証拠に台湾人は日本時代の建築物を
総統府や博物館として利用していると!
そういえば韓国の総督府の建物は壊されて、わざわざ地中に埋められてたなあ>_<
二二八事件については是非この本をお読みください。