嫁ぎ先も決まってないCAAD8ですが、元々ついていた9速SORAで組み直しました。


SHIMANO PROハンドル、サンマルコのサドル、SL-Kカーボンシートポスト、BR-5800と所々豪華。そしてフラットペダルにトゥークリップ。トゥークリップとても便利ですよ\(^o^)/

昼から魔王様が美容室に出撃されたため、時間があったもんで「とりあえず組むか(゚∀゚)」ってノリでやってしまった。

ちなみにCAAD8のBB周りの溶接跡。


かなり綺麗。

サイクルベースあさひの謎のアルミロード。


めっちゃ汚ない。なんじゃこれ。如何にCAAD8が素晴らしいフレームかよく分かる画像です。エントリーアルミでCAAD8より溶接が綺麗なフレームは見たことがありません。


さて、自分は楕円信者です。というより、楕円インナーの信者ですね。

本来ならアウターまで楕円にしてしまうのが良いのでしょうが、そうなると変速性能が地に落ちてしまい、それをまともに動かせるだけの整備スキルがないため手が出せないというのが現状ですね。そんな中、


ですちんさん凄え…(゚∀゚)この人の整備スキルは相変わらず凄まじい。その辺のショップでは太刀打ち出来んやろ(・∀・)

楕円についてはネット上にわんさか転がっていますのでここでは触れません。というより、ローディーなら楕円がどういうものかぐらいは分かっているでしょうし、気になるなら使ってみればいいだけ。

私のようにインナーのみ楕円にすることのメリットは、ヒルクライムに重点を置きつつ変速性能の低下を最小限にすることでしょうか。

使ってみれば分かりますが、確かに下死点で足の抜ける感覚があります。ヒルクライムが楽になるわけではありませんが、ケイデンスの維持には役立っていると思います。

楕円から真円に戻して二ノ瀬TTしたら、ベストから1分以上落ちたのは良い思い出。

使ってみて違和感がなければペダリングが合っているということなので、そのまま使えばいいと思います。

では、どういう人が使ってはいけないのか。

「インナー x ローでもギアが足りない人」

よくある34 x 28でも上りが辛い人が楕円にすると、強制的に36 x 28になるので、余計辛くなりますからね。

楕円にしたら脚が売り切れるのが早いとよく言われますが、これは楕円の特性上仕方がないと思います。楕円は重いギアと軽いギアが交互に入れ替わるわけですから、短いインターバルトレーニングをしているようなものなんですね。真円の場合は一定の負荷で回しますが、楕円は強制的に強弱をつけて回させられるので、脚への負担が大きいということですね。

変速性能の低下についてですが、ほとんど変わらないと一般的に言われていますね。

はっきり言います。

インナーのみでも変速性能は低下します。純正を100とするなら、75〜90ぐらいですかね。使うインナーによって差がある感じです。それもそのはず、SHIMANOのチェーンリングは53-39、52-36、50-34などの推奨の組み合わせ時にスムーズに変速するようインナーアウターともに加工が施されています。一回50-36にしてみたら体感で分かるぐらい低下したことがあります。純正でさえ落ちるのに社外品に交換したらお察しのとおり、当然変速性能が落ちますよね。理屈どおりです。

そうは言っても、走っていたら特に気になるほどのことでもないので、神経質になることはないかと思います。

いろんな楕円リングがありますが、我々素人が使うとなると、だいたい決まってきますね。

ROTOR、RIDEA、ABSOLUTE、バロックギア。この4つでしょうか。バロックギア以外は使ったことがあります。各ブランドにはいろんなバリエーションがありますが、34Tの楕円率が一番小さいものだけで話を進めます。

ROTOR。
楕円と言えばROTOR。ROTORと言えば楕円と言われるほどイメージが定着しています。
可変歯数 : ±1.7T。楕円率 : 7%。
最大歯数角度 : 可変

特徴 : 楕円率が小さいため真円から違和感なく移行できる。また、歯数が一番大きくなるポイントを自分で変えることが出来るので、ペダリングの特性に合わせてセッティングできる。

欠点 : 剛性不足なのか加工が足りないのか、4つの中では一番変速性能が悪い。

RIDEA。
今やROTORを凌ぐ人気。恐らく一番使われていると思われる。楕円ではなく非真円。
可変歯数 : ±2T。楕円率 : 不明。
最大歯数角度 : 105度

特徴 : 7075アルミによる高剛性と加工により、変速性能の低下が少ない。また、ヒルクライムに合わせて最大歯数を少し奥にズラしてある。さらに、最大歯数になる前後の可変域を大きく設定してあり、歯数変化が緩やか。

欠点 : 定価28,000円のアウターとのセットでしか買えない。たまにヤフオクでインナーのみが出品されることがあるので、出たら即決で買うべき。

楕円インナーを1つ選べと言われたら間違いなくRIDEAを選びます。

ABSOLUTE。
7075アルミと特殊な製法により高剛性。たわみと変速性能の低下が少ない。

可変歯数 : ±1.6T。楕円率 : 6.5%。
最大歯数角度 : 107度

特徴 : 小さい楕円率により、楕円への移行に違和感がない。実際これぐらいの楕円率がちょうどいいんじゃないかって思います。また、最大歯数になる角度も大きいためヒルクライム向き。さらに定価7800円と4つの中ではダントツに安い。

欠点 : 楕円率の低さにより、慣れてくるともっと大きい楕円率を求めるようになる。そして使っている人が少ない。

バロックギア。
非真円インナー。最近勢力を伸ばしている。三重県伊勢市の会社が作っている。悪い評価を聞かない。
可変歯数 : ±2T。楕円率 : 不明。
最大歯数角度 : 90度。

特徴 : SHIMANOのアウターとセットで使うように設計されているため、変速性能の低下がほとんどない。また、ペダリングモニターのデータを元に自分専用のインナーを作ってもらうことも可能。

欠点 : 高すぎるやろ(笑)

楕円に興味がある方の参考になれば(゚∀゚)