ムリ・ムダ・ムラ
この３つの「ム」は、私がつい無意識に行動に出るときの
パターンです。
何か行動しよう・チャレンジしようかな・・・と思ったときに
「今は無理か・今度にしよう」
で、何かを始めると、無計画に手を出すので、時間がかかったり
今しなくていいことをしてしまったりする
いざやりだして、気分がのってきたら、どんどんやる・・・
で、イヤになるまでするので、しなくなればまったく手をつけない
など自分の行動に気づきをもっていないと、こういったパターン
で、結果がついてこない典型的なやりかたになります。
結果がでないと、だれしも楽しくないので、長続きしなかったり
自分にはむいていないという言い訳に使ったりします。
精神療法家の森田正真先生によるところの「気分本位」
というものです。
自分の感情や気分やそのときのノリを優先させることを続けると、
ニュートラル以下の仕事しかできなくなります。
なぜなら、人はどちらかというと怠け癖があるというか、楽をした
い方向に流れやすいからです。
それに、意識していないと、悪いニュースや人の欠点のほうに
目がむきやすく、それはすぐにネガティブな気分を引き寄せて
しまいがちです。すると、せっかくのやる気が起こっていても
クールダウンしてしまうことに・・・。
これを改善するのは森田療法では「目的本位」にしなさいと
言われます。
気分がのっている・いないとか、やりたい・やりたくないとかは
まったく無視をして、それを今するべきなのかどうかで
判断します。
自分は今、悲しみの真っただ中だから、食器を洗うのはあとに
しよう・・・ではなく、悲しかろうが怒りのピーク中であろうが
自分の仕事であるなら、してしまうということ。
そうすると、食器を洗うという仕事は必ず達成されます。
仕事が終わると、自分の感情は、ニュートラルに近づいている
ので、また次の仕事にかかれ、その継続で仕事が持ち越される
ことはありません。
これを考えると、いかに自分が気分本位で一日をすごして
いるかと気づかされます。
一言でいうと自分への甘えということになるんでしょうね・・・
でも、気分だけですごして、何年もたってから、何も残っていない
とか何をやってたんだろう～みたいになるのはむなしいですよね。
手ごたえとか成果とか結果につなげたいなら、「目的本位」を
意識して、自分の「ムリ・ムダ・ムラ」を省いていく生き方に
していかないと・・と考えています。