おは酪酸菌!
(今日の記事は長いので、興味ない方はカレーにスルーされてくだちゃい)
このブログではなるべく商品を紹介しないようにしておりまして
ましてや
「サプリメントなど意味がない!
気合いだ!感謝だ!まぐ愛だ!」
という立場なんですが
1年ほど私や家族の肉体を使って人体実験をしまして
「これは自信をもっておススメできるな!」
と感じたので。
それは
「酪酸菌(らくさんきん)」
という聞きなれない細菌です。
商品としてはこれになります。
普通に薬局で売っています。
ミヤリサン=酪酸菌です。
330錠で2000円ですのでおススメもしやすいw
現在までにウスウス分かってきたことは
「腸は第2の脳どころか
腸が人体のすべてをつかさどっている!」
ということがあります。
参照:
・・・ということは?
「腸内フローラ(腸内細菌の生態系)」
を整え
「腸内細菌が生き活きする!」
ことが
美肌やダイエットはもちろん
がんや糖尿病などの肉体的な病気から
うつなどのこころへの作用まで効果が期待できる!
ということです。
(盛大に煽っているようですがマジ卍固めなんですよ)
この会社は酪酸菌だけで長年商売をされている気合いの入った会社のようで
ミヤリサン製薬株式会社のHPから抜粋しますと
(長いのでカレーにスルーしていいよ)
由来
MIYAIRI株は1933年に現千葉大学医学部宮入近治博士により、人腸管内より、腐敗菌に対して強い拮抗作用がある酪酸菌として報告されました。 本菌は腐敗菌をはじめとした種々の消化管病原体に対して拮抗作用を有し、整腸効果を発揮します。 さらに、本菌は製剤中における安定性および胃酸に対する抵抗性が乳酸菌群と比較し高いことが報告されています。
安全性
急性、亜急性および慢性毒性試験により、経口投与可能な最大量を投与しても、中毒症状は発現せず、臓器の病理学的変化がないこと、また、変異原性試験によっても異常がないことが報告されています。
また、酪酸菌(宮入菌)を有効成分とする製剤(宮入菌製剤)を用いた641例に対する臨床試験の結果いわゆる副作用の例は報告されませんでした。
酪酸菌(宮入菌)製剤を各種抗生物質と同時に投与した場合においても、腸管内において発芽、増殖することが確認されている。
健康な成人男子の胃液中にて37℃1時間振盪することにより、乳酸菌および腸球菌の菌数は著しく減少するのに対し、酪酸菌(宮入菌)は影響を受けない。
高齢者において酪酸菌(宮入菌)製剤を併用することにより、腸管粘膜萎縮の指標である血中ジアミンオキシダーゼ(DAO)活性の低下、糞便中水分率の減少、糞便正常の改善および排便回数の改善が認められた。
健常人に対して過敏性腸症候群患者では乳酸菌、ビフィズス菌および総嫌気性菌の減少が顕著に確認、酪酸菌(宮入菌)製剤投与後には健常人と同程度に改善された。
ラットにデキストラン硫酸塩(DSS)を投与することにより発症する炎症および潰瘍に対して、酪酸菌(宮入菌)投与により、潰瘍および炎症の面積の縮小、MPO活性の低下および浮腫の顕著な抑制作用が確認された。
腸管病原性細菌の顕著な増殖抑制が確認された。
各種有機酸を同じ濃度で添加した液体培地中における毒素原性大腸菌の易熱性毒素(LT)の産生量はn-酪酸によって顕著に抑制された。
無菌マウスを用いた腸管出血性大腸菌感染モデルにおいて、腸管出血性大腸菌単独感染マウスでは感染7日目までにすべてのマウスが斃死したが、酪酸菌(宮入菌)投与マウスではすべてが生存した。
ラットへ化学療法剤を投与すると嫌気性菌等の菌数減少をはじめとした腸内細菌叢の異常や短鎖脂肪酸の減少が起きる。この腸内菌叢の異常は酪酸菌(宮入菌)の投与により早期に回復する。
酪酸菌(宮入菌)をラットに経口投与し、消化管内における発芽および増殖性を確認したところ、酪酸菌(宮入菌)は投与後30分後に小腸上部から小腸中部で発芽、2時間後には小腸下部で分裂増殖を開始していた。さらに、5時間後には胃から大腸にかけ広範に分布し、3日以内に排泄された。
腸内菌叢により産生される短鎖脂肪酸(酪酸、酢酸およびプロピオン酸)は、腸管粘膜のエネルギー源として利用され、水分吸収を促進する他、腸管上皮細胞の増殖促進、炎症性サイトカインの抑制作用等による抗炎症、抗潰瘍作用を有することが報告されています。
酪酸菌は経口投与後腸管内において増殖し、酪酸を産生することにより、抗炎症、抗潰瘍作用を示すことが動物実験において証明されています。
・・・とまあ、これを3行でまとめると
「乳酸菌やビフィズス菌より生きたまま腸まで届き
あっという間に発芽、増殖し
副作用なしで安心して口にできますよ!」
ということです。
大泉洋さんも、川口春奈さんもごべーん!
みたいな。
大河ドラマの代役頑張れー!
みたいなね。
さあ、長いついでに最後「産経新聞」いくよー!
興味ない人はカレーにスープだ!
(酪酸菌の顕微鏡データ)
近年、健康意識の高まりとともに、腸への関心度も右肩上がりとなっている。
テレビや雑誌、ネットでも頻繁に健康と腸内細菌の関連が取り上げられ、急速に研究が進む。
国内だけでなく海外に目を向けても、腸内フローラに関する医学論文が年々増加しているという。
人の腸内には約100兆個もの多様な腸内細菌が草むらのように群がっており、細菌叢(そう)と呼ばれてきた。
最近では花畑のようにも見えるということで、腸内フローラという名称が使われている。
現在、その腸内細菌の中で特に注目されている1つが酪酸菌。
酪酸菌は摂取した食物繊維を分解して、短鎖脂肪酸(脂質を構成する脂肪酸の一部)の1つである酪酸を作り出す。
短鎖脂肪酸の働きは、大腸での腸管の蠕動運動の促進や水分・ミネラルの吸収、粘液分泌など。
酪酸菌の作り出す酪酸には固有の働きもある。
多くが大腸の粘膜上皮細胞のエネルギー源として使われるため、上皮細胞の代謝が活性化され健康な腸内フローラを保つことにつながっていく。
大腸が正常に機能するためには酪酸は必要不可欠と言える。
腸を整え、強く
腸内フローラの状態はその人の摂取する食事や体調に関係する。
そのためバランスの悪い食事や過度のストレス、抗生物質の過剰な摂取などの要因で腸内フローラが乱れるとされる。
腸内細菌の酪酸菌から作り出される酪酸には、腸内環境を整え健康な腸内フローラを保つ働きがある。
それは腸内を「弱酸性」にすることと「酸素のより少ない環境」にすること。
酪酸菌やビフィズス菌など、人にとって有用な菌は低酸素状態を好み、ブドウ球菌など有害な菌は酸素のある環境を好む傾向がある。
酪酸菌が増殖し酪酸を作り出すと大腸の上皮細胞が酪酸と酸素を使ってエネルギーを作り出す。
これにより大腸がより酸素の少ない状態になり有用な菌が住みやすい環境に変化する。
酪酸菌と上皮細胞が良好な関係を保つことで健康な腸を維持することができる。
また酪酸には腸を強くする働きもある。
酪酸は粘液の分泌を促し、粘液は腸管上皮を覆い粘膜バリアとして病原菌の侵入を防ぎ大腸組織を保護する役割を持つ。
このバリア機能が低下すると炎症などの疾患を引き起こすことが報告されている。
健康長寿にも
最近の研究では酪酸菌が長寿に関係することも明らかになってきている。
京都府京丹後市は、10万人当たりの100歳以上の住民の割合が130~140人であり、京都市の70人を大きく上回っている。これは全国平均の約2・8倍となる。
京丹後市を疫学調査中の京都府立医科大学の内藤裕二准教授は、同市と京都市の65歳以上の住民各51人を対象にして、腸内フローラの比較を実施した。
その結果、体にいい作用をもたらす菌が多いとされる細菌グループの割合が京都市の58%に対して、京丹後市は68%と高い値を示した。京丹後市の住民の腸内には多数の酪酸菌が含まれていた。
日常生活で酪酸を増やす方法としては、継続して運動をすることと、酪酸菌の餌となる食物繊維を含む食品をとることが挙げられる。
慶応義塾大学薬学部の長谷耕二教授は「キャベツやタマネギ、キノコ、海藻、大麦、りんごなどに含まれるいろいろな種類の食物繊維をバランスよくとるのがいい」と話す。
また、酪酸菌そのものを含む食品を摂取する方法もあるが、ぬか漬けや臭豆腐など限られた食品しかないため、なかなか難しい。このため、酪酸菌を配合した整腸剤を活用するのも一案だ。
広がる可能性
大腸のエネルギー源となり、腸を整え強くする作用のある酪酸は、免疫系の疾患や糖尿病、肥満などとの関係について研究が進んでいる。
たとえば、国内で近年増加し大腸がんに関連するとされている「炎症性腸疾患」。
これは消化管に炎症や潰瘍を生じ、出血、下痢、発熱などの症状を起こす疾患だが、その患者の腸内は健常者と比較すると酪酸菌が非常に少ないとの報告がある。
慶応大薬学部の長谷耕二教授は「高度成長期以降食生活が西洋化してきたことで腸内フローラが悪化してきたため」と話している。
また、喘息(ぜんそく)やその他のアレルギー疾患に関するカナダの研究で、喘息のリスクのある子供では酪酸菌が減少しているという結果が報告されている。
糖尿病についても、患者の腸では酪酸菌が減っているという報告や、糖尿病のマウスに酪酸を投与すると有意に改善が見られたという研究結果もある。
酪酸が血糖値の上昇の抑制に寄与する可能性も示唆されている。
長谷教授は「日常の食事では、酪酸菌が餌とする食物繊維をバランス良く含む野菜を最初に食べ、次に肉や魚、ご飯という順番で食べることを心掛けると血糖値が上がりにくい」とアドバイスする。
ま、こういうのは真剣にならず、何でも
「遊び感覚!」
が楽しいものです。
【おまけ】
1日だけ放送されたCM
(↑こういうのやめとけってのw)