中庭の海にて

中庭の海にて

「ジブンって生き者」そんな風なコミックエッセイ

”中庭” に ”海” があるのは、ちょっとおかしい。
”池” とか ”沼” とかなら、まだしもね。

でもそんな、ちぐはぐと噛み合わない感覚がジブンの日常。


手話、CODA、ジェンダー、ADHD、家族。
そんな色々をさくっと漫画にしちゃいます。



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テーマ:
”私”の話#01 の続きです




兄はよく、パニックのような状態になっては、洗面台の角に頭を自らぶつけて泣いていました。
それに最初に気が付くのは、たいていが私でなだめて何とかやめさせていました。
漫画では頭にガードを巻いていますが、何もつけずにぶつけることの方が多くて
ゴン、ゴン、と鈍くて重い音が痛々しかったです。
洗面台から引きはがすと、今度は自ら顔を殴りはじめます。
発語ができず、言葉で伝えてどこまで理解できているかもわからない兄ですが
一心に自傷を繰り返し泣いていたのは、兄も心や思いがあるからです。
だからいつもいつも切なくてたまらなかった。





夫婦ケンカの時、聞こえる声はいつも母のものでした。
何を言っているのかまでは聞き取れませんでした。
母のヒステリックな声にも緊張しましたが、父が世界の何よりも怖かった。
布団に入りながら父の気配に神経をとがらせてよく考えていたのは
「逆上した父から逃げられるようにベランダのカギを開けておこうか」といった
内容のもので、実際そんなことは起きることがなくてよかったです。
(父と対峙するのがいやでベランダから逃げ出したことは実際にあります)
それくらい怯えていたので、父が家にいない時、父が熟睡している時が
私にとって家が安全地帯といえる時間でした。

涙は安全が確認されると出せる仕様になっていました。
そして、この頃にはすでに「聞こえること」が苦痛の種になっていました。




ちなみに私、お化け屋敷とホラー映画の類は完全拒絶します( ˘ω˘ )


次回に続く…けれども、明るいお話もしたいですね…!







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