罪悪感 | 奈菜~薬物、非行、人間不信を乗り越えて~

奈菜~薬物、非行、人間不信を乗り越えて~

幼少時代の事や現在のたわごと
自分の日記的な感じで書いてます

シンナーやガスをしていくうちに薬物に対する罪悪感や危機感のようなものは薄れていった。




嫌な事も何もかも薬物をやっていると忘れられた。

友達共会話もなくただひたすら薬物をする毎日に明け暮れていた。




家で一人でいる時を見計らっては、ガスをしまくり一日2缶も吸うこともあった。

幻覚幻聴もひどく、外に出る事もめんどうだった。




ある日、思った時間より早く姉が家にかえって来た。




部屋に充満するガスの匂い・・・

爆音で流れる音楽・・・

ガスの空き缶・・・




姉でさえもこの異様な様子が分かったらしい。

すぐ、家中の窓を全開にした。




そして、





「あんた気持ち悪いよ。もう妹じゃない。」






と言い放ち、出て行った。






家族にも本当に見放された気分だった。

友達も男もどうでもよかったけど、家族だけは私からは離れていかないと思っていた。





でも、離れていった。





そこからぎこちなくなったけど・・・





それでも、家族は傍にいてくれた。

まだ私は気付かなかったけど。





私を見捨てはしなかった。

でも、言葉にださなきゃ家族でも結局他人。

何も伝わらない。





言葉で伝えることって本当に大事だ。