父親 | 奈菜~薬物、非行、人間不信を乗り越えて~

奈菜~薬物、非行、人間不信を乗り越えて~

幼少時代の事や現在のたわごと
自分の日記的な感じで書いてます

両親は私が1歳の時に離婚していた。


父親の顔を全く覚えていない。写真が何枚か残っていて、見た事はあるけどなんだかピンとこない自分がいる。


昔から父親がいなくて寂しいなんて思わなかった。


父親なんていなくてよかった!ぐらいに思っていた。小学生の時に、古いダンボールから見つけた新聞の記事。私の母子手帳に書いてあった父の名前があった。


犯罪者だった。


母はあえて何も言わなかったが、当時姉がまだお腹にいる時の事だった。


こんな父親いなくて正々した...幼いながらそう思ったし、今も思っている。


母の古い日記にも父親の事が書いてあった。おばあちゃんの家に置いてあった鍵付きの引き出しにしまわれていた。


度重なる浮気の数々。読んでいて母がかわいそうでしょうがなかった。






母はいつも仕事に追われ口癖は「今、忙しい」だった。


今この瞬間見て欲しい!! それだけだったのに...それが段々積もってきて、孤独を感じるようになっていた。