生後4ヶ月の頃 | 上田仁オフィシャルブログ「鏡花水月」Powered by Ameba

生後4ヶ月の頃



ある程度躾も終え成長してきていたのでPC周りを除いて室内フリーにすることに。

トイレトレーニングは生後2ヶ月の段階で完璧だったのでとくに問題はなかった。

急に顔立ちも大人っぽくなってきた。

ワクチンも終えて定期的にシャンプーできるようになったので最初は恐る恐るだったシャンプーも多少慣れてきたようだ。

温度は32℃~35℃程度。
人間と同じ温度に設定してしまうと犬にとっては熱湯コマーシャル並の熱さになってしまうらしい。

ドライヤーだけは風音が苦手らしく逃げようと必死だ。(熱さ調節に距離を離しても変わらず)

風呂上がりで耳を見ると片方の耳が垂れてしまった。

パピヨンの子犬にはよくある現象らしいが放置しておくとそのまま成犬になってしまう場合もあるとか。

そもそもこの子は時折自分の耳毛をかじったりしていたのでそれも垂れてしまった要因の一つだったのかもしれない。

早めの時期に矯正しておくと立ち耳に治せるらしいのでテーピングで固定。

最初は違和感から一生懸命テープを外そうとしていたが、諦めたのか慣れたのか数時間後には普通に過ごしていた。

テーピングは3日程度。あまり長く貼り続けると皮膚がかぶれてしまう。

また垂れてきたらテーピングを繰り返すしかない。

本人的には迷惑極まりない事だったとおもうがせっかくパピヨンに生まれてくれたのだから、それらしい容姿に成長させてあげたいとおもってしまうのは押し付けがましい親心か。

テーピングして鬼の角のようになったルックスもそれはそれで愛らしい。

散歩も少しづつ慣れてはきたが拾い喰いが尋常ではないので一切目を離すことはできない。

フードと近いサイズの小石を口にしてしまったりするので押さえつけて取り出すのも一苦労。

この頃あたりから自分が「おいで」と手を差し伸べると逃げようとする行動が見受けられた。

ちゅら「…(この人が手を出すと嫌なことをしようとする)」

全部お前の世話の為なのに…

なので噛み癖の矯正と同じように人間の手に安心感を覚え直させなくてはならないのでハンドフィードを繰り返す。

空腹時は呼び戻しの反応がすこぶる早い。

散歩時も同様に飼い主に常に気を向かせる(リードウォーク)訓練を行うのだが、いざ外に出れば見向きもしない。

やっと外の世界の楽しみを覚えてきた頃なので厳しくし過ぎないよう長い目で見守ることにした。

飼い主と違って人好きな性格なので通行人に遊んでアピールが激しくなる。

もっぱら近所の花屋のお姉さんに相手してもらっているが毎朝店の前で立ち止まってはグズるようになってしまった。

若くして【泣き落とし】をマスターしたようだ。

貴様やるな。

繁華街に出る時は危険なので抱っこリュックに自転車で外出。

顔だけ出せるのでちゅら的にも安心らしい。

このリュックが珍しいのか通行人に「かわいいですねー。このリュックもどこかで売ってるんですか?」と声をかけられることが増えた。

こんな派手髪の男に抵抗なく話しかけてこれる人が増えたのだから子犬の力は世界の戦争の一つや二つ止めることも可能なのではないかと錯覚してしまう。

お手とおかわりもこの時期に習得。

しかし指示もしてないのにお手をすることもある。

なぜこうなった。

リビングから寝室、廊下、浴室までフリーになったことで「飼い主についてくると良いことがある」と覚えさせた。

ついてきたらフードを一粒。

自分が風呂の時もトイレの時もドア前で待つようになった。

ストーカー犬の誕生。

実はおやつが増えたことでお昼の食事量が減らされていることをちゅらは知らない。

犬は飼い主の匂いに安心するらしく布団で一緒に寝るようになった。

時折枕を占拠する。



体重は2.5kgに増えた。

ちゅらが隣で寝ているとあたたかい。