「倹約の仕方は不自由を忍ぶにあり」
「倹約の仕方は不自由を忍ぶにあり」
伊達政宗の五常訓にあり。
人間は快適さと便利さを求めすぎています。
その結果が、地球の環境破壊と、温暖化による生態系の破壊です。
伊達政宗は「倹約」の基本は不自由なことを我慢することだ、と教えてくれています。
我々が幼いときは当たり前と思っていたことが、今では苦痛になってきているのです。駅まで歩くのは普通だったのが、すぐに車を使い、寝苦しい時は窓を空けていたのを、窓を閉めてエアコンに頼る。
いつでもコンビニにいけば、必要最低限なものも買える。
人間を甘やかせ過ぎです。
正宗の五常訓(処世訓)
仁に過ぎれば弱くなる
義に過ぎれば固くなる
礼に過ぎれば諂い(へつらい)となる
智に過ぎれば嘘をつく
信に過ぎれば損をする
気ながく心穏やかにしてよろず倹約を用い金を備うべし
倹約の仕方は不自由を忍ぶにあり
この世に客に来たと思えば何の苦もなし
朝夕の食事はうまからずとも誉めて食うべし
元来、客の身なれば好き嫌いは申されまい
400年も前に、このような立派な人間の生き方を悟っていた政宗は名君そのものだったと確信するものです。
今、倹約できてますか?