京アニ放火事件から1ヵ月、「容疑者」刑事処分はどう進むのか
戸田一法 2019/08/18 06:00(ダイヤモンドオンライン)
たしか、上記のところは、経済紙だった記憶がある。
このタイトル、すこし引っかかる。
少年法厳罰化
というキーワードも思い起こされた。
そして、
高度情報化社会
ということも。
で、一つ、爆弾を書いてみようか・・・ふとそんな気を起こしてしまった。ニヤリ、と悪い顔をしつつ。
『ネット社会で個人の犯罪は成立しない』
なぜ、ネット社会では個人の犯罪は成立しないのか?ネット社会は、監視が必ず入るのが前提だから、である。
え、と思うかもしれない。しかし、ネット社会では、常に、どこかのシステムを通してでないと通信は行われない。
そのシステムには監査人がおり、その人は情報を保存し、見ることができるからである。
ただ、どこまでの情報を、なのか?それは不明である。
この論点から、記事タイトルの一部を見てみよう。
↓
「容疑者」刑事処分
処分・・・処分って何ぞや。日本語としては正しいのかもしれない。行政処分。という用語があるように。
でも、なんだか、少し違和感を感じる。
・・・家畜の処分
そういうつもりはないが、言いがかりに見えるかもしれない。ただ、そのような観点をタイトルに見てしまった気がした。
さて、記事中に、このようなことが書いてある。
『京アニによると昨年9月~11月、ホームページに特定個人に対する殺害予告のほか、「新作アニメの制作を中止しろ」「コンサートを中止しろ」などの脅迫が相次いでいた。
京アニは京都府警に被害届を提出。京都府警は威力業務妨害などの疑いで捜査しているが、容疑者は特定できていない。
また同じ時期、インターネット掲示板サイトに「爆発物を持って京アニに突っ込む」などの投稿があったことも判明。
ほかにも「アイディアをパクる貴様らだけは絶対に許さん」「原稿を落とされた」「裏切られた」など複数の投稿があり、青葉容疑者との関連をうかがわせるような内容もあるという。
こちらについても京都府警が、青葉容疑者の自宅から押収したパソコンやスマートフォンを解析して調べている。
いずれも現時点では青葉容疑者との関連は不明だが、実際のところどうなのか、容体の回復を待って京都府警が聴取するしかない。』
京アニは京都府警に被害届を提出。京都府警は威力業務妨害などの疑いで捜査しているが、容疑者は特定できていない。
また同じ時期、インターネット掲示板サイトに「爆発物を持って京アニに突っ込む」などの投稿があったことも判明。
ほかにも「アイディアをパクる貴様らだけは絶対に許さん」「原稿を落とされた」「裏切られた」など複数の投稿があり、青葉容疑者との関連をうかがわせるような内容もあるという。
こちらについても京都府警が、青葉容疑者の自宅から押収したパソコンやスマートフォンを解析して調べている。
いずれも現時点では青葉容疑者との関連は不明だが、実際のところどうなのか、容体の回復を待って京都府警が聴取するしかない。』
これについては、どこまで調べられたのか、技術上精査してよいものであると思われる。
私たちは、インターネットは匿名だ、と平気で言っているようだが、以外と情報をつかむことができることが分かってきている。
弁護士照会ひとつで情報が入手できる時代。元政治家のツイッターの書き込みが平然とばれるのに、京アニの脅迫がばれない確率は当然低くなると考えてよいだろう。
無論、捜査は大変なのは理解しているが・・・元政治家のツイッターの書き込みが平然とばれるのに・・・という疑念は今後持ってもおかしくない時代なのである。
ネット社会は案外匿名ではない。それは理解しておきたい。
また、
・・・「使い捨て」犯罪者的な発想が起きないことを願ってやまない。
透析死亡問題でも、「使い捨て」的な面があるような気がして、最近怖いのであるが。