「失ってから気付く大切なもの」
積もり積もった想いを仲間の前で口に出してしまったスクルージは一人ぼっちになってしまいました。
過去の自分を見て嘆くスクルージに、現在の聖霊が追い打ちをかけます。
『スクルージ、さっきのお前さんは、こう言っていたな。給料が安い…
去年と同じ仕事をしても 給料は下がる一方…
経営が苦しくなれば 俺たちは 捨てられる…
クリスマスを祝うなら その分 給料を上げてくれ…
クリスマスなんて… ばかばかしい!」
あーやめてくれ!と叫ぶスクルージ。
「そうだ 私がそう言った! 私が間違っていたんだ!」
後悔をするスクルージに聖霊は問いかけます。
『本当にお前の言っていたことは間違っていることか?
どうだ?この会場の中で 同じようなことを思っている奴、沢山いるんじゃないか?…
だがな、スクルージよ、お前が後悔している本当の理由は違うところにあるんじゃないか?」
聖霊からの問いかけにスクルージは答えます。
「私は過去の自分の2つのシーンを見て思い出したんだ。
楽しかったクリスマスを…
その頃だって 決して裕福ではなかった。
金は無くても かけがえのない仲間が側に居てくれることが幸せだった。
金を無くして 心さえも 失ってゆく自分自身が哀れだった…。」
スクルージはクリスマスの日に教えてもらった大切なことを心に焼き付けるのでした。
“一番恐ろしいことは 『心を無くすこと』
感謝や敬意を忘れれば 人は孤独になってしまいます。
そして、欲しいものが手に入らなくても
心を豊かにする方法はいくらでもあることに気が付くのでした。”
「心が豊かになれば人は幸せになれるんだ!」
スクルージはこう言っています。
クリスマスはそのための大切な日なのです。
”皆さん、スクルージの過去を一緒に振り返ってゆきましたが、どのように感じられましたか?
スクルージは決して架空の人物ではないこと、感謝や敬意を忘れてしまえば、自分こそがスクルージになってしまうことを私達実行委員は学んでいます。”
クリスマスキャロルを機に「大切なものは何か?」「スクルージにならないようにする為に自分に足りないものは何か?」考えて頂くことが出来れば幸いです。
クリスマスキャロルの舞台は終了し、会場には大きな拍手が溢れました。
「今年もクリスマスキャロルを見せてくれてありがとう!」
「感動しました!」
「ミュージカル最高でした!5歳の娘だけでなく1歳の娘達も喜んで見ていました。素敵な情操教育ありがとうございました。」
という声も頂いています。
”実行委員として舞台に立たせていただき、真剣に見てくれるお客さんの表情を見た時に言葉では表せない感動を体験することが出来ました。
この日まで、沢山の協力をしていただいたことに感謝をしています。
来年は実行委員一同より、力をつけて
この舞台の上に戻ってきます。
応援いただき誠にありがとうございました。“
情報管理部より










