最強のムドラー
金剛合掌は、密教の印相(いんぞう)です。
胸の前で合掌し、両手の指を交互に組み合わせます。
右手の親指が最も自分に近いように結びます。
※ チベットの各真言を唱える前に、金剛合掌を結び、諸神仏の観想をします。
右手は仏(界)、左手は衆生(界)を象徴し、仏と衆生の一体感や、仏の慈悲や智慧、救済や加護、また、菩提心を表します。
そして、両手をしっかりと組み合わせることで、金剛不壊(こんごうふえ)を意味します。
金剛不壊(こんごうふえ)とは、ダイヤモンド(金剛石)のように、とても堅固(けんご)で決して壊れないことです。
どんな困難や苦難にも立ち向かい乗り越える勇気や情熱、そうした力強さの象徴です。
※ 不動明王の奇跡を起こすアーサナの時にも金剛合掌をしっかりと結びます。
両手の指をしっかりと深く組み合わせることで、仏と衆生が一体(瑜伽)となり、仏の智慧や慈悲、加護や救済、恩恵などを授かり、奇跡を起こす力を目覚めさせます。
もし迷いや不安で苦しめられているのであれば、金剛合掌をしっかりと結び(身密)、真言を唱え(口密)、心中に仏を一心に念ずれば(意密)、やがて三妄(まよい)の霧が晴れ、希望の光が見えてきます。
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【あわせて読みたい】
金剛合掌は、右手は仏(界)、左手は衆生(界)を象徴し、仏と衆生の一体感や、仏の慈悲や智慧、救済や加護を表します。
そこで、金剛合掌について、その意味や方法(結び方)、効果についてわかりやすく解説します。
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【参考】『高野山大師教会光寿支部』(外部リンク)
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なお、本日も病気平癒の護摩祈祷を厳修します。
ご依頼者の方々は、金剛合掌をしっかりと結び心中に不動明王を中心に各諸神仏を強く念じてください。
本日は特に、がんなどの悪病の病巣・病魔の元凶を「孔雀明王」の加持力・霊験などによって取り除くという護摩祈祷に臨みたいと思います。
そのため、マユーラ・アーサナ(孔雀のポーズバリエーション)で孔雀明王の真言を唱えます。
※ マユーラ・アーサナ(孔雀のポーズバリエーション)
※ マユーラ・アーサナ(孔雀のポーズバリエーション)を行いながら孔雀明王真言を中心にお唱えし、本日の護摩に臨みます。
なぜ人は苦しむのだろうか。
三毒(貪瞋痴)が不幸を招き、運気を低迷させ、
さらなる不幸を自らで引き寄せ招いてしまう。
● なぜ病気になるのか・・・それは貪(むさばり)によって
● なぜ貧困に堕ちいるのか・・・それは瞋(いかり)によって
● なぜ争いが起こるのか・・・それは痴(むち)によって
※ チベット寺院の壁画に描かれている「六道輪廻図」
※ 六道の迷いの世界、三悪趣(地獄・餓鬼・畜生)を輪廻する。
【参考】『BLOG KOKEI AMAMIYA』(外部リンク)
【参考】『高野山大師教会光寿支部』(外部リンク)
【参考】『天宮光啓 護摩祈祷』(外部リンク)