長かった経営診断基礎研修が先週の金曜日に終了した。この研修は商工会・商工会議所の経営指導員を対象としたもので、三条市にある中小企業大学校で行われた。

 

研修期間は1か月。前半は基礎知識の補充を目的とした座学、後半は個店診断実習である。私は前半で3科目(中小企業を取り巻く経営環境と企業経営の基本、マーチャンダイジング、事業環境分析)、後半の実習の講師をやらせていただいた。この研修の講師になって9年目である。

 

個店診断実習で私が常々言っていたことは経営課題を抽出することの大切さだ。将来のあるべき姿と現状とのギャップが問題であり、このうち解決すべき重要な問題点が経営課題である。課題を解決することで将来のあるべき姿を実現し、企業は成長する。そしてそれこそが経営だ。現状の調査・分析においては時に虫の目で細かいところを見るが、経営課題の抽出では枝葉末節にとらわれて大局を見失わないようにしなければならない。これはとりもなおさず本質的な問題点をとらえることにほかならない。最終日の校内報告会ではこのようなことを講評として話した。

 

経営指導員は地域経済を支える中小企業・小規模事業者と伴走する、なくてはならない存在である。この研修で得た知識と経験を実務に活かしていただくことを期待している。

 

最後に。この研修でたくさんの方にお会いできた。この出会いに心より感謝したい。

 

 


教室から見える景色はいつも美しい。

 


最終日の昼は実習の担当班のメンバーと一緒に祝善をいただいた。

 


受講生からいただいた美しいカップ。うれしかった。大切に使わせていただきます。