学生時代、奨学金を受け取りながら、

学生生活を送られた方、いらっしゃると思います。

 

貸与型の場合、卒業した後、働きながら返済していく

ことになりますが、日本学生支援機構の調査では、

5人に1人が、返済の滞納の経験があるとのこと。

 

コロナ禍で、収入減などに見舞われたりすると、

返済したいのにできない、という方も出てこられる

のではないか、とも感じます。

 

そんな中、2021年4月から、「企業の代理返済が

可能」という仕組みができました。

 

 

特に大きいのが、企業が肩代わりをして返済した社員本人の

所得税が「非課税」になるという点。

 

今までは、企業が肩代わりしてあげたとしても、返済するのは

あくまでも社員ご自身でした。お金の流れとしては

 

企業 →①→ 社員 →②→ 学生支援機構

 

という流れだったので、①を社員へ渡す時点で、

「給与」という扱いになり、所得税や住民税の課税対象と

なっていました。

 

それが、この4月からは

 

企業 → 学生支援機構

 

という流れが認められることにより、社員本人の収入に

含められることがなく、本人は「非課税」になる、という

流れです。

 

 

それでいて、企業としても、社員本人の収入には

ならずとも、「給与」として損金に算入ができるという

ことです。

 

ちょっと違う形ではありますが、イメージとしては、

勤務先が社員さんに寄付をして差し上げたような

感じかな、と私は捉えました。

 

終身雇用という就社というよりは、これからは、

本当の意味での「就職」という、自分の仕事で

職を選んでいく時代に変わっていくのでは

ないか、と私は感じています。

 

優秀な方であればあるほど、やりたいことに目を向けて

ステップアップを繰り返していくようになるとも思います。

 

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ただ、必ずしも、そのような人ばかりではありません。

 

ひとつの場所で、落ち着いて仕事を続けたいという

考え方の人もいらっしゃいます。

 

これは、各々の考え方によりますから、どちらが良いとか

いう話ではありません。

 

自分が選びたい働き方、生き方の選択肢によるものです。

 

企業側から見た場合は、どちらの考え方の人であっても、

自社にとって必要だと感じる存在であれば、少しでも長く

勤務してもらえることが、ありがたい、と感じるはずです。

 

であれば、企業の側も努力して、様々な人から

選ばれる会社であるように努めることが大切だと感じます。

 

今回の「奨学金の代理返済」を取り入れることだけが、

選ばれる企業の条件とは言いませんが、選ばれる会社、

社員を大切にする会社として、社会にも認知してもらえる

選択肢の1つとして、検討されるのも良いのではないか、と

感じます。

 

私自身は、人を雇って事務所を運営する、というような

雇用関係を結びながら仕事を一緒にするというスタンスが

合わないと感じています。だから、この代理返済に、

直接は寄与できないです。

 

その分は、「使い道を選べる寄付」や「納税」などを個人と

して行うことで、間接的に、社会へ恩返しができるのでは

ないか、と考えています。

 

いろいろなご事情で、奨学金を利用しながら、学生生活を

送り、社会へ出られた方がいらっしゃいます。

 

そのような方が、まじめにコツコツ働かれて、奨学金を

返しながら、様々な形で社会の役に立っています。

 

様々な分野で、様々な形で、才能の芽は育まれている

と私は思います。

 

だからこそ、その芽をつぶさないように、そして、選ばれる

企業であるために、今回の代理返済のような制度を

使うという選択肢もありなのではないか、と感じました。

 

私も、才能ある若い人を応援しながらも負けないように

日々の仕事に楽しみながら取り組みます。

そして、寄付と納税を通して、還元していきます!

 

ケセラセラ横浜

 

 

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