先日の新聞記事に
「過剰介護の監視強化」が
取り上げられていました。
内容をかいつまんでお伝えすると、年配者向けの
「サービス付き高齢者住宅(住宅とデイサービスなどの
公的介護サービスの両方が受けられる)」の利用者に
対して、自社の介護サービスを過剰に受けるように促している。
その結果、介護報酬を過剰に受け取っている可能性がある
という内容でした。
必要な方に対して、適切なサービスを提供するように
ケアプランなどを作成することは大切です。
ただ、今回のケースでは、不必要なサービスまで介護保険
で受けて頂くようにプランニングをして、最終的に自社が受け取る
報酬を増やすことが目的になっているケースが見受けられる
という点です。
つまり、サービスの矛先が、それを必要としている年配の方
よりも、自社の収益向上に向いてしまっていることが問題なのだと
いう点です。
たしかに、事業として運営している以上、収益をあげることは
必要ですし、それを追い求めなければ、事業の継続も成り立ちません。
ただ、仕事、サービスというものは、
「お客様ファースト、クライアントファースト」
を忘れては、長期的な継続、信用・信頼の継続は築けないと
私は考えています。
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恋愛などで良く言われるたとえに、「追えば逃げる」ということがあります。
お金にもこれと同じことがあてはまると私は考えています。
売上、収益を得ることは、あくまでも結果であって、最初にお金ありきで
仕事をするのは、スタンスの順番が逆なのではないか、ということ。
例えば不動産業界で問題視されることの多い、囲い込み。
物件の仲介をする際に、売主様・買主様双方から仲介手数料を
受け取りたいがために、売り物件として掲載されていても、
買いたい希望の会社からの問い合わせがあっても断るようなケース。
これも、売りたいというお客様ファーストではなく、収益と言う自社の
利益ありきのスタンスではないか、と。
仕事などに関しても、例えば異業種交流会みたいなところで、
出会った方から仕事が欲しい、というスタンスで臨むと、
期待した結果が得られない。
むしろ、気の合う仲間を見つけよう、的なスタンスで臨むことで
人間関係が先にでき、ゆくゆく結果的に信頼が築かれた後、
仕事につながる可能性もある。
今回の過剰介護の恐れがあるとか不動産会社さんの囲い込み
などは、短期的な目先の利益に重きを置いているからこそ、
起きてしまうこと。
仕事も人間関係もお金も、「長期の視点」こそが、
必要であるし、お互いにそういう関係であり続けられることこそ
大切だと私は思いますが、あなたはいかがでしょうか?
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