7/7『KIKCAFE6周年記念パーティー』七夕にちなんだお話 | 【逢結屋】いそべみゆきの歴史徒然

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和文化歴史コンシェルジュ 磯部深雪(いそべみゆき)のブログ。【逢結屋】お仕事情報・イベントや内覧会等のレポもあり。
ほぼ記憶を保っておくための備忘録になっています。

 

 

 

 

🎋本日は七夕 

🌠七夕といえば星 

👘星といえば五色乱星陣羽織 

🌙五色乱星陣羽織といえば伊達家 

💕伊達家といえば政宗公 ですね。 

 

 

 

 

本日は恵さん主催のKIKCAFE6周年記念パーティーにお邪魔してきました。

その中で自己紹介のお時間をいただけることになり、せっかくならば七夕にちなんだお話を…ということで、政宗公が詠んだ七夕の歌のお話をさせていただきました。 

 

政宗公は七夕に関する和歌を8首詠んでいます。

■元和4年(1618) 

「まれにあふ こよひはいかに七夕の そらさへはるる あまの川かせ」 

「七夕は としに一たひ あふときく さりてかへらぬ 人のゆくすえ」 

■寛永4年(1627) 

「七夕の 一夜の契り 浅からす とりかねしらす 暁の空」

■寛永6年(1629) 

「幾とせか 心かはらて 七夕の 逢夜いかなる 契なるらん」

「七夕の 逢夜なからも 暁の 別はいかに 初秋の空」■年不詳 

「あひみんと 待こしけふの 夕たちに 天の川せや せきとなるらし」

「雲きりは たちへたつとも 久かたの あまの川せに せきはあらしな」

「なけきこし 人のわかれに くらふれは ほしのちきりそ うらやまれぬる」

 

 織姫彦星の年に一度の逢瀬を願う歌もありますが、時代的に二度と会えなくなってしまった人達と七夕を重ね合わせ、二人をうらやむ歌が多いようにも感じます。

時代がら領地を遠く離れて嫁いでいく娘達、戦で命を落とす親族や家臣達がいたことを思うと、折に触れてのお祭りは慰霊や鎮魂のためでもあったのだろうと想像できますね。

 

 

アトリエフジコウ 藤井先生作の水玉陣羽織イメージの名古屋帯で気合いを入れて臨みましたが、緊張して語り残してしまったことが沢山…!!

 

また改めてまとめてみようと思います。

 

七夕の本番は8月ですからね!

 

#七夕 #着物でお出掛け