日本語教師 in メルボルン

オーストラリア・メルボルンの日本語学校です。
お仕事の内容や学校での出来事、メルボルンの魅力など
さまざまな情報をお伝えしていきます!


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ブログを読んでくださっているみなさん、こんにちは。

立春が過ぎ、暦の上では春ですが、日本はまだ寒い日が続いているのでしょうか。

 

さて、今日は日本語について、少し真面目な話をしたいと思います。

 

『僕は私を生みました。』

 

皆さん、この本をご存知ですか。

先日、タレントのゲンキングさんが性別適合手術を受け、戸籍を男性から女性に変更したとのニュースを読みました。

この本はその体験やご自身の性同一性障害について書かれた本だそうです。

「僕」は「私」を生んだ、この言葉を見たとき、日本語におけるジェンダーの問題が色濃く表されていると感じました。

 

日本語は他の言語に比べて、女ことば、男ことばによる性差が大きい言語だと言われています。

「私」は仕事など、フォーマルな場面では女性、男性、どちらでも使うことができますが、友達同士など、カジュアルな場面では、女性は「私」、男性は「俺」、「僕」を使うのが一般的です。

最近は、「僕」を使う女性も増えているようですが、言葉の印象として、「男性的な女性」というイメージを与えているように思います。

文末詞についても、地域差はあるものの、「よね」「なの」等、女性特有のもの、「ぜ」、「だぜ」等、男性特有のものがあり、人の「性別」を判断する上で、大きな役割を担っています。

この女性性、男性性は、長い歴史の中で形成させてきたものなので、一概に批判することはできません。しかし、セクシャルマイノリティの方が認知されるようになってきた現代で、LGBT(レズビアン、ゲイ、バイセクシャル、トランスジェンダー)の方々が、言葉の選択で苦しんでいるのは事実です。

 

オーストラリアでは今年1月から同性婚が合法化されました。

メルボルンに住んでいても、LGBTの方を見かけたり、あったりする機会が多く、もちろん、その中には日本に興味を持って、日本語を勉強している人もたくさんいます。

そのような人たちが、「日本語を使うことが苦しい」と思ってしまわないよう、どう日本語の性差について伝えていき、どう日本語を教えていくのかが、私たち、日本語教師の使命の一つでもあると思います。

 

昨年、アメリカのAP通信が、配信記事の中で、「he(彼)」とも「she(彼女)」とも呼ばれたくない人を指すときに「they」を三人称単数で使うと発表しました。それが一般化するまでは時間がかかると思いますが、言語の面からジェンダーの問題を捉えたとき、これは大きな一歩であると思います。

日本語で同じようなことができるのかどうか、それはわかりませんが、少なくとも、「男性」が女性的なことばを使っても、「女性」が男性的なことばを使っても、それはその人のアイデンティティの一部だと思い、受け入れられる社会になっていけば、様々な学習者が日本語をより好きになれるのではないかと思います。

 

私は日本語話者として、日本語を教える者として、日本文化を伝えるものとして、心にとめて日本と向き合っていきたいです。

 

この問題について、皆さんはどう思いますか。

 

最後に、オーストラリアでは毎年、マルディ・グラというゲイ・レズビアンの人たちのフェスティバルがシドニーで行われています。今年で40周年を迎え、2月16日~3月4日まで開催される予定です。皆さんも、その期間にオーストラリアに来る機会があれば、立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

 

マルディ・グラ:https://www.mardigras.tours/

 

 

海外リクルート支援隊では日本語教師とマッサージセラピストのインターンシップ生を随時募集中しております。

 

 

 

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