奈良にて。。

こんばんは。堀田孝治です

やっと落ち着いてきたので、「奈良編」から振り返ります。

朝、晴天の中新幹線と近鉄で奈良駅へ。奈良駅ではお約束の人？が出迎えてくれました。

近くで見ると、なんともいえない「迫力」があります。

奈良での宿泊は老舗の「奈良ホテル」
これもこの旅の目的のひとつです。駅から１５分くらい歩いた高台に奈良ホテルはありました。


荷物を預けてさっそく行動開始！です。
まずはホテルの近くの興福寺を見学、その後は、松本ちあきさんから「ぜひ行くように」と言われた鑑真の「唐招提寺」へ電車で向かいます。（良く考えれば、高校からアメリカに行ったちあきさんに私が奈良のお寺をレコメンドされるというのも不思議ですが）


そのあとは「平城宮」へ。
このような大きな土地をちゃん残してあることに素直に感動です。
隅には、遣唐使の使った船のレプリカもありました。こんな小さな船で、中国に向かった先人たちを素直にレスペクトです。


そして、再び奈良駅へ、ここで、

「大きな気づき」
が！

旅行が人生の縮図だとしたら、これこそまさに私の「パターン」だと。

「自分とゆっくり向き合う」とい大目的を忘れ、次から次へと「ゴール」を設定し、「逆算」し、ハアハアしながら、次から次へと片づけ、全速力で駆け抜けている自分･･･････。

日ごろからそのメリットと弊害は頭で理解していたつもりでしたが、「奈良」という場所で、なぜかその「弊害」が「ズドン」と体に響いたのです。

理屈ではなく、

「Ｂｅ　Ｈｅｒｅ　Ｎｏｗ」

「あじわう」

というメッセージが、自分の奥深くに突き刺さってきました。

特に「あじわう」というのは、２年前にも明確になった私の大事な「価値観」なのです。
それが見事に吹っ飛んでいたこの最近に気づかされました。

つかの間の自己嫌悪のあと、すぐホテルにもどり、あとは自分でもびっくりするくらいゆっくりと「あじわい」ました。

夕食は「奈良ホテル」での一人フレンチでした。


普段は異常な「早食い」の私ですが、ほんとうに「ゆっくり」と、空間、時間、料理を味わいました。

そのあとも翌日も、ホテルや奈良の気に入った場所をみつけては、ひとりで「まったり」としていました。

そうすると、それまで目や耳に入ってこなかったものが、感じられるんですよね。。
そして自分の体が何を感じているのかを感じられると、力がもう一段抜けるのを感じます。

「目的意識」「逆算力」「行動力」「達成力」は私の大切な大切な「強み」です。
ですから、これからもありがたく大事に使っていきます。

でも、人生が、「いま・ここ」にしかないことも、圧倒的な真実なのです。

そしてそれらは、相反するものではなく、自分の中で「両立」させることが可能なのです。
「刹那」ではなく「いま・ここ」で。