ふつうの市民にもこれだけの議論をする力がある!第2回JGKの報告です。 | 自分ごと化会議in松江〜原発を自分ごと化する〜

自分ごと化会議in松江〜原発を自分ごと化する〜

2018年秋〜2019年冬かけて「自分ごと化会議in松江」を開催するまでのプロセスを綴っていきます。
会議のテーマは「原発」。
全国で唯一県庁所在地に「原発」が立地する松江市の市民が「原発」を自分ごとにするために。


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第2回自分ごと化会議in松江(JGK)が、19人の会議参加者さん(うち学生2名、欠席者7名)の出席により開催されました。

前回より狭い会場でしたが、傍聴者も約50名とギュウギュウ詰め満員状態です。

たくさんの方に関心を持っていただいて本当にうれしいですおねがい

 

 

冒頭、コーディネーターの伊藤伸さんから、

第1回は、 安心、安全性、経済、放射性廃棄物などをキーワードにした感想が多かった。

谷口先生の基調講演は難しかったが、

いい悪いだけではなく、リスクが全て解明されているわけではないからこそ、

S+3E(安全性+経済性、安定供給、環境)に加え、倫理、社会のあり方、自分の生活も含めて皆さんで考えていただきたいというメッセージだったと思う。

議論しながらそういったところの問題提起もしていきたい。

というお話の後、

第2回の終わりまでに会議参加者さんが記入する「改善提案シート」の説明がありました。

「改善提案シート」は「自分ごと化会議」の中核となるもので、

お互いの考えを知ったり、課題を自分ごととして考えるためのツールになります。

書いていただいた「改善提案シート」を第3回までに事務局で集約して、

会議参加者同士で共有することになります。

 

そうやって第2回、第3回では皆さんの意見を出していただいて、

第4回では、意見集約をしていくという今後の方針が示されました。

加えて、前回は中座もしにくい雰囲気だったというご意見もあったため、

出来るだけ楽しい会議にしたい!との決意表明もありました。

 

第1回で会議参加者さんから4名の問題提起者もお互いに対して意見があるのではという提案があり、今回はアドバイザーとして参加し、意見を述べていただきました。

前回の問題提起については過去ブログを参照ください。

https://ameblo.jp/jibungotokakaigi/entry-12424144523.html

 

意見表明したアドバイザーは前回同様、

市民エネルギーとっとり 代表 手塚智子さん

松江エネルギー研究会 代表 石原孝子さん

さよなら島根原発ネットワーク 共同代表 土光均さん

中国電力株式会社執行役員 電源事業本部島根原子力本部副本長   長谷川千晃さん

の4名です。

前回示された「S+3E」(安全性プラス経済性、安定性、環境)の観点から、

地域活性効果、原発がなくなることのリスク、避難計画、放射性廃棄物の処分など、

前回の意見表明に対する反論や言い足りなかったことなどを述べられました。

そしてさらに原発の耐震性や太陽光パネルの廃棄について討論がありました。

 

休憩をはさんでの後半は、いよいよ全体協議です。

前回の欠席者さんの自己紹介から始まりました。

事務局から送った第1回会議の録画DVDを観て予習してくださったようで感激です!

 

会議参加者さん(JGKメンバー)は性別、年代、職業などの立場が様々です。

当然同じお話を聞いても発言も様々で、

聞いている私たちスタッフもハッとさせられたり、

同じ疑問を感じたり、想いに共感したり。。。

傍聴の皆さんもおそらく同じように聞いてくださったのではないでしょうか?

 

メンバーからは、

 

原発でもたらされる経済効果は?

自分たちの生活にどう結びつくのか?

時代によって産業は移り変わる。これからどう進むべきか?

原発がなくなった場合のリスクは?

原発のゴミの最終処分は?

原発がなくなるなら、次のエネルギー産業を本気で考えないと。

効率が良いのはいいことか?

廃炉まで考えて採算が合うのか?

経済効果をもっとアピールするべきでは。

原発をやめたらなくすための業種が入ってくるのでは?

ゴミの問題を解決しないと新しく作るのは難しい。

核廃棄物を地下に捨てたら、地下都市が作れない!

安心したいが問題が難しすぎて重い気分。

面白い!楽しんで参加している。

原発事故を防ぐことに注力するより、他でまかなうことに注力したら?

原発がなくなると中電もなくなる?

再生可能エネルギーは自然災害に弱い。原子力の安定した電力は松江市にとって大事。

40年後に向けて電気の使い方、便利な生活など考えないといけない。

高齢化社会で電気に頼らざるを得ないが、廃棄物の処理まで考えていなかった。

 

などの疑問や感想がありました。

 

誰ひとり、原発がいいとか悪いの二元論で語ることはなく、

きちんと自分の生活に引き寄せて、

松江のこと、日本全体のこと、未来のことなど多元的に考えた上で発言されていて、

予想していた以上のハイレベルな議論になりました。

 

そして、メンバーから出た疑問点に対し、

原発をめぐるお金の問題、

廃棄物処理の問題、

太陽光パネルの廃棄の問題など

アドバイザーの皆さんがそれぞれ本当に率直に誠実にお答えいただいたと思います。

 

コーディネーターの伊藤さんがメンバーから出てくる発言の論点整理を即座にして、的確にアドバイザーに発言を振ります。

こういった住民の会議では、コーディネーターの役割はとてつもなく大きいと感じます。

 

 

発言の中から、「時間軸をどう考えるか?」という論点が出てきたので、

次回は、時間軸を長めにとって、先を見据えて考えることになり、

伊藤さんからメンバーに対して、

「50年後の松江市での自分の生活のしかたを考えてみてください」という宿題が出されました。

 

毎熊浩一共同代表のご挨拶では、

目の前で「熟議民主主義」が実践された歴史的な日であると確信した。

「熟議民主主義」とは、それぞれがお互いを尊重しながら自分ごととしてじっくり考えること。

相手を倒すボクシング型ではなく、それぞれが美しさを競うフィギュアスケート型の討論で、会議参加者に情報を提供していていただいたアドバイザーの方々や、

静かに真摯に聞いてくださった傍聴の方々に感謝の意を述べるとともに、

傍聴の方も、松江市民も、ひいては全国の方も自分ごととして考えていただければというお話がありました。

 

ふつうの市民にもこれだけの議論をする力がある!

それを見せつけられた第2回自分ごと化会議in松江となりました。

 

そして、会議が終わった後も、改善提案シートに熱心に書き込んだり、歓談するJGKメンバーさんたち。

私たちが始めた「自分ごと化会議in松江」が確実に皆さんのものになっていくようで、

とてもうれしい気持ちになりました照れ

 

次回の第3回自分ごと化会議in松江は、

1月13日(日)13:30〜16:30

松江市市民活動センター 201・202研修室です。

 

傍聴された皆さんも、会場に来れなかった皆さんもそれぞれに改善提案シートを書いてみたり、

宿題を一緒に考えたりしてみてください。

私たちスタッフも原発を「自分ごと化」していく同じプロセスを楽しんでいきたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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