※こちらは一年前のことを書かせていただいております※
体育祭の日。
娘は見学なのに「楽しみ〜」と言ってウキウキして登校した。
娘は体育祭に出場しなくても、体育祭には参加している。
体育祭というイベントに存在している。
それだけですごいじゃん。
だって、高校生にならせていただけたことが奇跡なんだもん。
だから、私は胸を張って、とてもワクワクした気持ちで主人と連れ立って学校へ向かった。
娘の勇姿を、心に刻もうってね。
そして、娘の学年の競技(棒引き)が始まった。
ボーっと見ていたら………
娘がスタートラインに立っている!?
私は驚きと感動で、思わず観覧席の最前列に駆け寄った。
そして涙が溢れ出した。
娘は、スタートの合図で走り出すことは出来なかったが、ゆっくりと棒に向かって歩き始めた。
そして……
そのすぐ後ろに、担任の先生の姿が見えたんだ。
もうね、涙腺崩壊。
先生は、どうしても娘を参加させてあげたかったんだ。
もちろん娘の意思も確認したうえで。
先生は娘の後ろをずっと付いていてくださった。
「俺が見守っているから、安心してやってこい!」
そんな声が聴こえるようだった。
先生は娘をしっかりと守っていた。
本当に本当にありがたかった。
人生って素晴らしい、って心から感じた。
そして、娘は大丈夫だ、私は大丈夫だって、そう感じたんだ。
こんなにも娘を大切に想ってくださる方がいるんだから…って。
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今、心がお辛くなっているお母様。
私が渦中のときは、道で出逢う方、スーパーのレジの方、ほぼ全ての他人が「敵」だった。
それは、私はこんなにも苦しんでいるのに、あなたたちは気楽で良いよね!って勝手に思い込んでいたから。
ただのやっかみ。妬み。
でも、楽しそうに見えているあの人だって、この人だって、心の中に深い悲しみを抱えているかもしれない。
当時の私はそこまで考えが及ばず、私は誰よりも不幸だって思い込んでいた。
もし、お母様が、自分は孤独だ…誰も私の気持ちをわかってくれない…私が責任をとらなきゃいけない…って感じておられるのなら、それは違います。
あなたに寄り添ってくれる他人は必ず存在します。
「そんな人はいない」と心で感じたら、そのまんまの現実が目の前に繰り広げられます。
「あなたに寄り添ってくれる人は『必ず』います!」
絶対にいますから、これを信じてください。
そうすれば、そのような現実が目の前に繰り広げられます。
私の場合、信頼できるカウンセラーさんとの出逢いが在りました。
その方は、私が勝手に敵だと感じていた「他人」です。
他人って、とってもとっても優しいです。
他人って、とってもとっても頼りになります。
他人って、とってもとっても勇気をくれます。
ご自身の中だけで苦しむことを手放し、他人に手を借りることをしてみること。
これは、あなた自身の心の解放につながる、と私は感じます。
もちろん、他人に自分の向き合っている課題をさらけ出すのは勇気が要ります。
そりゃあ、隠したいですよね。
自分がダメな母親だった思われちゃうかも…とか感じますよね。
私はそうでした。
でも、その思い込みを超えてみました。
勇気を出して、えいやっ!って。
お金はたくさんかかりました。
そうしたら、世界はまるで変わりました。
私の心に全身全霊で寄り添ってくださったカウンセラーさんによって、私の心はものすごい勢いで本来の在り方に戻り始めました。
これは、私が体験して、これが私の転機だったと確信しているので、こうしてお伝えしております。
ですが、皆様がこの限りではありません。
あくまでも、私が経験したうえでのお話しとなります。
今、苦しみをお感じになっておられるお母様に、心から信頼できる方が現れますように。
そして、心が解放されますように。
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