「自分の才能がある分野は自然にできてしまうもの」
ということを肌で感じたエピソードを紹介しよう。
去年、本田晃一さんと恵比寿で会っていたときのこと。
僕はその日「おろしたての靴」を履いていました。
まあまあ高い靴で、とてもお気に入り。
セミナーをするときとかによく履いているものです。
こーゆー「おろしたてのおニューの靴」って独特な輝きを放っているよねw
小学生とか中学生の時は
おニューの靴を履いていたら、なぜかちょっと恥ずかしかった記憶があるw
ここで、あなたに質問です。
あなたは友人が新しい靴を履いていたらなんて声をかけますか？
「お！それ似合うね！」
とか、
「新しいの買ったの？」
とか、
「それどこのブランド？」
とか、そんな感じの言葉をかけませんか？
それが一般的な大人だと思うのです。
しかし、しかし、しかし、しかし、しかし、しかし、しかし、
しかし、しかし、しかし、しかし、しかし、しかし、しかし、
しかし、しかし、しかし、しかし、しかし、しかし、しかし、
本田晃一さんはなんていったかというと
僕の新しい靴を見て、
しーくんは頭が悪いから
足元くらいは良くしようとしているの？
って言ってきやがったww
これ、大人としては１ミリもモラルを感じない発言ではあるのだが、
僕はこの瞬間、
この人天才だw
と感じました。
だって、僕の靴を見て０.５秒くらいで
この言葉が出てくるってマジですごくない？？
息をするように悪口を言えるってマジで才能だよなwww
でも、きっと本人は言ったことすらも覚えていないレベルの、
ごくごく普通のことだったと思うのです。
本田晃一さんが悪口を言うのが天才的だと言うのは
言うまでもないと思いますが、
天才的な才能はごく自然にできること。
です。
自分の天才的な才能って
「呼吸をするように」できたり、
もしくは
「歯磨きするような感覚」でできることだと感じるのです。
歯磨きって、
超自然にやるよね？
そんな感じで、
テンション高かろうが、低かろうが、
気分が良い時でも、めんどくさい時でも、
ワクワクしても、ワクワクしなくても、
自分がどんな状態でも「やって当たり前」だと感じること。
これがあなたのパフォーマンスが最も発揮されるところなのです。
例えば、検索したらたくさん出てくるけど、
ジブリの宮崎駿さんって、
作品を作っている時に、
「あ〜めんどくせ〜」
「めんどくせ〜ぞ〜」
と、めちゃめちゃ文句を言いまくりながら作品を作っているのをテレビで見たことがある。
じゃあ、めんどくさいから作品を作らないかというとそんなことはないんだ。
宮崎駿さんにとって、作品を作るのは、
めんどくさくても、めんどくさくなくても「当たり前」にやることなんだよね。
だから、
得意だからとか、
楽しいからとか、
ワクワクするから、
とか、そんなことが理由じゃなくて、
理由があるとすると
もう「宮崎駿だから」やっているという感じだと思うのです。
このように「自分だからやるのが当たり前なこと」が、
一番あなたのパフォーマンスが発揮されるポイント。
魚が泳げるのは当たり前じゃん！
って感じるように
鳥が空を飛べるのは当たり前じゃん！
って感じるように、
タコが吸い付くのは当たり前じゃん！
って感じるように
「わたしがコレするの当たり前じゃん！！」
って感じることは
うまく出来て当然なのです。
魚がうまく泳げるのは「魚だから」
鳥がうまく飛べるのは「鳥だから」
タコが吸い付くのは「タコだから」
あなたがやりたいことが上手くできるのは「あなただから」なのです。
「自分だから当たり前にやること」
これを自分で自覚するのが、
クッッッッッッッソ大事なことなのであーる。
椎原 崇
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