こんにちわ〜
DV、借金、自己破産、依存症、などを網羅したカナダ人夫と、別居・離婚→再婚→DVシェルターを経て、再度復縁して、四六時中一緒にいても飽きない関係を築いてる、カナダ在住の太田智子です。
●Vol.4 「隠ぺい工作と嘘」
「ねぇ? ちょっと酒の量、多くない?」
「ねぇ? もうそれくらいにしたら?」
「ねぇ? 今日も飲むの?」
そんな小言が、さらに増えていったのは、家族でキャンプに行くときに、途中で買っていくお酒の量を見て、私が、自分の目を疑った時からかもしれない。
携帯も繋がらないような、山の中でのキャンプは、足りないからといって、すぐ買い出しに行けるような、酒屋は近くにはない。
それを見越して、「酒屋でも開業するのか?」と聞きたくなるほどの、大量のお酒を、事前に買っていく夫。
最初は、「自分だけじゃなく、みんなで飲む分だろう」と思ってたけど、よくよく観察してみると、どうもそうじゃないらしいことが判明。
その頃から、「彼は一体、どれだけの量を、毎晩飲み干すのだろうか?」という、好奇心にも似た思いがわいてきた。
私の小言が増えていくのに比例して、彼の、「隠ぺい工作と嘘」が、格段に増えていった。
とはいっても、そんな大きな家でもなく、隠す場所なんて、限られてる。
私が絶対に、開けたりしない場所に、どんどん隠す。トイレのタンクの中は、同時に冷やすことも出来て、一石二鳥らしい。笑
一番多かったのは、車の中。もちろんすぐに見える所ではない。
タイヤを収納する場所には、タイヤの代わりにお酒。工具の代わりにドラッグ。一体、何をメンテナンスしとんね~ん!笑
当時息子はよく、近所の仲良しの子のお母さんに連れられて、車で数十分のアメリカの施設に、遊びに行っていた。
長期滞在してる友達親子とは別に、息子は数日で迎えにいく必要がある。
「ちょっと迎えに行ってきてくれる?」
夫に頼むと、激高した。
「なんでそんなところまで、行かなくちゃいけないんだ。だいたいなんでアメリカなんだ!カナダで十分なのに・・・ブツクサブツクサ」
普段なら、喜んでやってくれることなのに、国境を超えてのお迎えだけは、異常に怒る。
後に明らかになったその理由は?
彼は、加入が義務付けられてる、車の保険(日本の自賠責保険のようなもの)を、支払わずに、車を乗り回していたけど、カナダとアメリカの国境を越えるのに、保険なしは、リスクが高すぎる。臨時の1日だけの保険を買いに行く必要がある。
普通の人にとっては、当たり前の義務(保険)なのだが、彼にはとっては、無駄な出費なのだ。
そして、国境以上に面倒なのが、私に隠してるお酒がバレること。笑
見つからずに、車の中に隠してある、数々のブツを、別のどこかに移す作業の、難しさが、ストレスだったのだ。
どちらにしても、自分勝手&身勝手な理由であり、生まれつき、筋金入りの「クリミナルマインド(犯罪者思考)」である。
長い年月をかけて培った、夫の「クリミナルマインド(犯罪者思考)」も、気持ちいいほど、きれいさっぱり、なくなっていった過程は、油汚れが根こそぎ落ちる洗剤のCMでも見るような、気持ちよさである。
彼の変化を見ると、どんなヒドいマインドも、どんなに長く続けてきた、思考回路も、1000%違うものに、書き換えることができる!と、言い切れる。
「常に変わっていくことだけは、絶対に変わらないこと。」である。
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続きは、明日、
「AAミーティング!」として、更新します。お楽しみに〜。
パートナーが依存症を、勝手に終わらせるために、あなたにできること。