一番つらいのは本人です。

 

 目標に向かって突き進んでいる時に大病宣告をされる。

 信じられない気持ちの反面、絶望感と悔しい気持ち、やりきれない気持ちが入り乱れ、パニックになりそうになります。

 でも、起きてしまったことはどうしようもない。現実を受け止めて、前向きに治療をして、また元気に活躍しようと気持ちを切り替えようとします。そして、その言葉を口にします。自分自身にも言い聞かせるように・・・ けれど、そんなに簡単に感情をコントロールすることなんて、できません。

 周りの人たちは勝手なことを言います。

 「前向きになって偉いビックリマーク 強いビックリマーク

 「また活躍できることを期待しています」

 そんなにプレッシャーを与えないで!!

 

 私が上海で最初に乳がんを宣告された時のことを思い出しました。

 痛いほど今の彼女の気持ちが分かります。私なんかと全然レベルが違う。世間から期待されている分、もっともっと辛いと思います。

 心の中で快復を願って、ご本人が明るい気持ちで治療に専念できるように、そっと見守ってあげましょう。