5年間続く原因不明の歯痛 | 【大阪】 ジャパン・ヘルスサイエンス専門学院         JHSC整体治療室 = 整体コラム / 心のコラム

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5年間続く原因不明の歯痛の整体治療

4週目に改善した症例の解説です。
患者=Yさん-37才-女性

 

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① Yさんの病歴・・・5年前から歯痛が改善しません
患者Yさんは、左上下の奥歯に痛みがありました。鎮痛薬は効果がなく、歯痛は1日中続くそうです。特に1か月前に歯医者で治療した左上奥歯の痛みは我慢できない痛みだそうで、ロキソニンを2倍服用しても痛みが引かないそうです。現在も歯医者に通って加療中ですが、治療すべきことは治療しつくしていて、特に将来的に期待できる改善策は見つかっていないようです。今までに数件の歯科医院と耳鼻咽喉科・脳外科や大学病院、あるいは漢方など、10件近くの医療機関で検査-治療を受けてきたそうですが、血局原因はよく分からず、痛みは全く改善しなかったそうです。こんな事が5年間も続いているそうです。
右の歯にも痛みがあるそうですが、左側が痛すぎてあまり右側は気にならないそうです。

 

 

 

② Yさんの診察
・血色が悪く極めて抑うつ的な表情で来院されました。
・今までの医療機関での検査結果で、特段の異常所見はないそうです。
・歯科治療を続けているので、現在口腔内に虫歯や歯肉炎・腫瘍などはないそうです。
・血圧は120/80だそうです。
・めまいや悪心はないそうです。
・歯痛の性状は、浮いたような感じで拍動感がするそうです。
・歯ぎしりはよくしているそうで、就寝中に歯ぎしりで目が覚めることもあるそうです。
・1日中痛むそうですが、夜の方が痛みは強くなるそうです。
・両腕(特に左腕)を使用した夜に歯痛は増強するそうです。
・天気が悪化する時や電車・エレベーターに乗った時などに増強するそうです。
・口唇の辺縁が左右とも紫色になっていました。
・開口した口に指は2.5本程度入る状況でした。
・顎関節は左右対称的に開口し、顎関節のクリック音等はありませんでした。
・触診上、左頬部は右に比べ皮膚温が低下していて冷たく触診できました。
・右鎖骨上窩の押圧で左上下の歯の痛みが増強しました。
・右頬骨右縁や左縁で圧痛が著明でした。
・扁桃炎、頚部リンパ節腫脹などはありませんでした。
・咳や痰・喘息・嗄声・嚥下障害などは現在-過去を通じてありませんでした。
・胸部聴診上、特段の異常所見はありませんでした。

 

 

 

③ 治療目標と整体治療
     (ア) 左上下歯髄のうっ血を解消する
     (イ) 胸膜の癒着を改善する

・静脈還流促進テクニック
・胸膜緩和テクニック

 

 

 

 

 

④ 経過と結果・・・
・初診直後、左上下の歯の痛みが半分程度に緩和し、モゾモゾ感がするようになったそうです。左頬部の低体温はかなり改善され暖かくなっていました(このような治療効果は今までで初めてだそうです)。


・その後、婦人科的な愁訴の追加があったので、上記と同様の治療に加えて、その都度必要な部位に別のテクニックを追加しました。中でも「胸膜緩和テクニック」は歯痛の改善に影響しました。


・2週目には口唇のチアノーゼはほぼ解消していました。


・4週目にはほぼ左側の歯痛は解消していました。

 

 

 

 

⑤ 今回の症例の概説、、、
・今回のYさんの歯痛は下歯槽動静脈・後上歯槽動静脈の血行不良・うっ血が主因だと推定しました。それは上記②のYさんの所見から、「昼より夜の方が痛む」「左頬骨部の低体温」「口唇のチアノーゼ」「右鎖骨上窩の押圧で左上下の歯の痛みが増強」などから推定できると思います。これらは動脈の血行不良や静脈のうっ血を示唆する所見だからです。

 

 

 

 

歯・歯髄・歯肉につながる上・下顎動脈と静脈

 


・その動静脈の血行不良・うっ血の原因ですが、心不全や頚部の動脈瘤やリンパ節腫脹・腫瘍性の所見が確認できなかったので、これらでなく他の因子(おそらく頚部の筋肉群)による動静脈の圧迫が主因だと考えました。この様な場合、当院が開発した「静脈還流促進テクニック」が奏効する事は、今までの臨床経験から実証済みですので安心して施術できました。ただYさんの言う「両腕(特に左腕)を使用した夜に歯痛は増強する」に関しては一考の余地がありました。

 

 

筋肉の緊張は、歯・歯肉・歯髄につながる動静脈の血流を阻害する

 


・現在-過去を通じて胸部の疾患に罹患していないYさんでしたが、何らかの理由で胸膜に癒着が生じるような原因が生じたのではないでしょうか。その胸膜の癒着が上部(頸部の筋膜群)と左右(上肢の筋膜)の緊張につながり、上肢を動かした日に上肢の筋膜を通じて胸膜~頚部の筋膜が刺激され、その結果その夜に頚部筋肉群の緊張が増し、動静脈の血管圧迫増強➡歯痛の増悪につながったのでは、と推定しました。従って、「胸膜緩和テクニック」をYさんに施術する事になり、結果は良好だったわけです。


・以上の考えには未知の事もあるでしょうが、結果的に当院の「静脈還流促進テクニック」と「胸膜緩和テクニック」によって歯痛が解消したのですから、大筋では間違っていないと思います。今後ともこの様な歯痛などの治験例を増やし、もっと詳細な分析を深めていき、広く社会貢献に役立てたいと思います。

 

 

 

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●参考整体コラム
ストレートネック・スマホ首、、、ならぬ義務教育首、とその関連愁訴

 

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