(フォリニョの聖アンジェラ「幻視の書」)
(第18段階.・最終段階/神を感じる)
この時から私は神を感じるようになりました
私は祈りの中で大きな喜びに包まれ、もはや食べることも忘れ、祈りのうちに常に立ち続けているために、もう何も食べないでいたいと思うようになりました
このような状態の中に、食べるのを止めたい、食べる量を少量にしたい、という誘惑が入り混じりました
しかしそれは錯覚でした
私の心は燃えていて、祈ることにも懺悔することにも疲れることはありませんでした
そして私はより大きな炎と燃える熱意へと導かれたのです
私はもう泣かずには神のみことばを聴くことができなくなり、まるで頭上に斧を振り下ろされた人のように叫び声を上げました
このことは私が自分の住んでいた所を売り払って、そのお金を貧しい人たちに与えた日に初めて起こりました
それが私のした一番大きなことでした
その時から、私は神の話が出ると、たくさんの人がいる時でも大きな叫び声を上げました
私は何かに憑り着かれているのだと思われました
私はそうではない、とは言いませんでした
「それは私の弱さによるものです、でもそれ以外のことはできません」
と私は言いました
私は、私が叫ぶことを嫌がる人たちを満足させることはできませんでした
そしてある種の謙虚さが私を悩ませました
キリストのご受難の絵を見た時、私はとても耐えられなくなりました
私は熱にうなされ、衰弱している自分に気づきました
なので、友人は私からご受難の絵を隠すようにしました
そしてその時、私は多くの啓示や心像、幻視や慰めを受けましたが、そのうちのいくつかは後で書くことにします